Vol.170/2012/03
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最後に
日本の多くのムラが「南北朝動乱以来」という激変に見舞われています。旧魚島村も今後20年存続するか危うい状況です。それでも魚島の人々は無気力に陥ることなく、「今・ここ」で踏み出すべき一歩を懸命に模索してきました。ムラも人間も、最後の一瞬まで「あきらめない」ことの大切さを教えてくれました。
藤井 満
1966年東京生まれ。新聞記者として、静岡・大阪・京都・愛媛・島根・石川に勤務。著書に「ニカラグアを歩くー革命と内戦の今昔」(1997年)、「石鎚を守った男」(2006年)、「消える村 生き残るムラ」(2006年)。