今年2009年の正月を日本で過ごした。その続きで1月の半ば、あの17日の朝を、自分の生まれ故郷である神戸で迎えた。その日、爆睡していたはずなのに、何故か不思議と4時過ぎに目が覚めた。特にオカルト的なものや霊感を信じているわけではないが、14年前の震災の日をキチンと迎えよ、ということなのだろうか。時間が来るまで、しずかに朝刊に目を通す。そして、5時46分、あの大地震から14年目の朝を神妙に迎える。
しばし黙祷。
それにしても、あれからもうこんな時間が経ったのか。この間、なぜか「阪神淡路大震災」のことを深く考えてはいなかった。というか、妙に考えるのを避けていたような感じもする。だが、頭では考えはしなかったけれど、あの1995年1月17日の地震時のことはしっかりと身体が覚えている。
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「兵庫県南部地震」で死亡した
人の名前で埋まった紙面。
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