以下、『BISES』編集長の八木波奈子さんにお話を伺った。
Q:ワイルドフラワーについての印象をお聞かせ下さい。
—乾いた砂漠の中でひっそりと咲いている花といったイメージを持って、パースに来ましたが、夕暮れ時のキングスパークで見たワイルドフラワーは、本当に美しかったです。感動しました。ワイルドフラワーは野生の花なので、その土地に行かなければ見ることはできませんが、日本人が日本の花を想うように、オーストラリア人もそう想い、そこから文化が作り出されていることを理解しながら見るべきだと思いました。
Q:ジャカランダも今回の取材の目的の一つと聞いています。
— 強い色を持ち、ダイナミックでスケールの大きい景観を作るジャカランダには、以前から興味を持っていました。私にとってジャカランダは遠い存在で、なんだかロマンチックな夢を抱かせてくれていたんです。日本ではまだ、ジャカランダはあまり取り上げられていないので、ワイルドフラワーとは違い、“ジャカランダを見るための旅”という紹介も誌面でできればと考えています。
Q:貴誌は、日本での“ガーデニング文化”の火付け役とになっていますね。
— 最初に掘り出したということではなく、常に興味を持ったことや観たことを自分たちなりに消化し、お花が好きな人やガーデナーの読者の方たちに今後もいろいろと紹介できればと思っています。
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| ジャカランダがきれいに咲く、オープンガーデンをされているお宅へ取材に行く八木波奈子さん。右写真は、お宅のご夫婦と一緒に。 |
『BISES』
1992年創刊のガーデニング雑誌。“ガーデニング”という言葉を世に出し、97年には『ガーデニング』で新語・流行語大賞のトップ10を受賞。 |
取材協力:西オーストラリア州政府観光局、Hillman Cottage House Garden |
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