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[第10節] シーズンを終えて

石田:「今シーズンは本当に得点が少なかった。過去最低の記録でしょう。今後は、もっと得点能力の高い選手を目指します。それにしても、シーズンを通して良い事ばかりあるわけがない。むしろ悪い事の方が多いかもしれない。でも、本当に“満足”というものはあるのだろうか。自分が何を“満足”とするか。例えば、もし‘得点王を取って、MVPを取ったら、最高のシーズンでした’とは言えたとしても、それが本当の“満足”ではないと思う。いろんな意味でも、次への成長のためのシーズンだったと思います」

石田のAリーグ開幕年のシーズンは幕を閉じた。しかし、「満足はない」といった言葉に、終わりのない挑戦がまた新たにスタートしたことを意味しているようだった。
(文責 今城康雄)

石田 博行
1979年8月31日生まれ、神奈川県出身。中学卒業後、単身ブラジルへ。3年の後帰国し、Jリーグ、シンガポールのSリーグとプロ契約。2001年にシドニーのオリンピック・シャークスに移籍。主力選手としてチームの優勝、準優勝に貢献。2004年にパース・グローリーと契約。172cm、64kg。