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前島イズム 継続の”エクササイズ”

前島イズム 継続の”エクササイズ” by前島 一貴

Vol.219/2016/04

前島イズム 継続のエクササイズ


今号は、倒立です。子どもの頃、布団の上で「逆立ち」をした記憶がある方も多いのではないでしょうか。その「逆立ち」とは、身体が反っていてもバランスをとって逆さまの状態のことを指しますが、今回はワンランク上の「倒立」に挑戦してみましょう。



第10回 倒立


倒立とは自分の両手で、真っ直ぐ立つことです。この倒立ができるまでの道のりを段階に分けて紹介します。倒立は、肩だけの力ではなく、お腹周りのコアな筋肉も使いますので、日頃のトレーニングも心掛けましょう。





ステップ1

背倒立

寝転がり、腰を腕で支えて足をピンと上に伸ばし、そして腕を床へ移動させ、身体を押し支えます。


準備
  • 転倒などの危険性を考慮し、ヨガマットや布団などの柔らかい環境を整えましょう。


ポイント
  • 勢いをつけて押し上げるのではなく、全身を支えながらお腹の力で徐々に脚を上げていきましょう。
背倒立  

利点

「内臓の位置が重力によって元に戻り、体型も戻す」や「内臓の位置が戻ることで、腸の調子が良くなって便秘が解消され、ダイエットにつながる」といった効果があります。



注意
  • 首に負担がかかる場合があります。十分、首のストレッチを行なってください。







ステップ2

三点倒立

腕2本と頭(頂点)の3点で身体を支え、足を真っ直ぐ上に伸ばす倒立です。最初は壁を使って練習しましょう。


準備
  • 自分が思っている以上に普段使わない筋肉や関節に負担がかかります。肩、首、手首のストレッチは必ず行ってください。


ポイント
  • 右手、左手、頭で正三角形をつくり、まずはお尻から上げ、その次に足を上げます。その際、腹筋と背筋で静止するイメージです。
三点倒立  

利点

倒立には「心臓よりも顔が下にくるので、顔の新陳代謝が良くなり、血行促進にもなる」といった効果があります。



注意
  • 回数を重ね過ぎると頭に血が上るので、体調が悪くなったりする場合もあります。注意してください。