ガレージから戻りながら庭にあるランドリーの中や1階のゲスト用らしい寝室の中も注意して調べましたが、何も見つけることは出来ませんでした。
僕はまだおしゃべりを続けているピーターにまた連絡すると言ってから表に出て、そのままヨットハーバーの近くのポルシェのデイラーに行き、その色がビリジアンメタリックであることを突き止めました。
「それでおまえの方は?」
少し前からキャシーズに来ていたらしいチャーリーが口を開きました。
「車の色がビリジアンメタリックだというところまでは分かったけれども、それだけだよ。」
「オレのほうも駄目だった。
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薬を売って欲しいと連絡を入れてみたんだが、当分別の奴に頼むように言われてしまった。」
「でもジェザと話したんでしょう?じゃあ、なぜMADISONのことも聞いてくれなかったの?」
「ばか、MADISONは今、ジェザに睨まれちゃまずいと思って、一生懸命埋め合わせしてるに決まってるじゃねえか。それをオレみたいな第三者がのこのこくちばし突っ込んでMADISONは大丈夫でしょうか?なんて聞いてみてみろよ。せっかくの彼女の努力がみんな無駄になっちまうじゃねえか。」
「じゃあ、MADISONは大丈夫なんだね?」
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