Japan Australia Information Link Media パースエクスプレス

 

あなたの言いたいこと

Vol.228/2017/1

今号は、2名の方からの投稿です。

「オージーの彼女」

 

明けましておめでとうございます。
まさかパースでこの言葉を言うとは思いませんでしたが、暑い正月でもやっぱりこの一言は大切ですね!2017年は良い年にしたいです。抱負は、ずばり「彼女を作る」です。オージーの彼女を作って、日本に一緒に帰国することです。頑張ります!



<投稿者>ゆうすけ 23歳 男性




「スマホ」

 クリスマスに家族やその友達がうちに来た。息子は22歳で、彼女は同い年。娘は19歳。娘の友達3人は娘と同じ学年。
 息子、娘はすでに家を出ているから、久々の家族団らんだった。なので、楽しく過ごしたかったが、気になることがあった。それは、食事中にずっと息子の彼女がスマホをいじっていることだった。最初は見て見ぬ振りをしていたが、あまりにも目に余るので、彼女が席を外した時に「おい、スマホばっかりいじくってんじゃねえって言え」と息子に言った。息子は笑顔で彼女の耳元で何かをつぶやいた。それから、10分程はスマホはバックの中にしまわれていたが、何かの発信音をきっかけに彼女はまた、スマホを手にした。
 それからは、また彼女はずっとスマホをいじっていた。さすがに堪忍袋の尾が切れて、直接「なんのために今日はここに来た?」と聞くと、きょとんとした顔をして「I don't know」と。あきれた。息子に怒ろうとしたが、その気力も失せた。そして、彼女に「今から帰るまでスマホをバックの中にしまって使わずにいれたら、1,000ドルのお年玉をやろう」と言った。彼女は「What is Otoshidama?」と聞き返してきたが、「とにかく、1,000ドルやる」と言うと、彼女は躊躇することなく、1,000ドルではなく、スマホを選んだ。
 信じられなかった。1,000ドルよりもスマホを選択した。あの時点からうちにいる時間なんか、数時間のこと。その数時間をスマホなしでは生きていけない、ということらしいのだ。もう、この世の終わりかと思った。



<投稿者>匿名希望(代筆) 50歳代 男性