Vol.199/2014/08
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この国で生活している人は、断然、女性の方が男性より有利だと思う。女性だとネイティブから見て、良く見られがちだ。あまり英語を話せなくても、スマイルと可愛けがあって、愛想を良くしておけば、ネイティブは誰でも近寄ってくる。そんな女性がパブやクラブ、パーティーに行ったら、それはもてるに違いない。だから女性は男性より簡単にネイティブの恋人をゲットしやすい。
そうしたら後は、ハッピーな事ばかり。デートや困った事があれば生活だって、相方がサポートしてくれる。結婚すれば永住権も手に入るし、もちろん英語力だってすいすい伸びる。努力しないでこの土地で生きていかれる。羨ましい限りだっ。そんな女性に限って、うちの彼氏、なにかと…、と愚痴だ。そんな女性は、男達の努力や苦労なんて、少しも知らない。
<投稿者> よーなし 28歳 男性
この間、本当に最低なことが起きました。キッチンハンドとして働いているバイト先のシェフが私の家に来て、警察沙汰寸前までいきました。
バイト先では、お皿を洗ったりする以外にも、ホールの仕事やお店の掃除など言われたこと以外の仕事もやっていました。将来、オーストラリアに住みたいと思っていたので、バイト先で認められ、長く働いて、バイト代を稼いで、それを学費に宛て、その後は永住権を申請したいと考えていたからです。
その頑張りが分かってくれたのか、オーナーとか他のバイトの人たちとは、うまくやっていましたが、そのお店の中でただひとり、心開けない人がいました。それは、40歳前半で独身、永住権をもったシェフだったんです。そのシェフは、名前もちゃん付けで呼んできて、慣れなれしくプライベートのことばかり聞いてくるような人でした。基本的に上から目線で、口調も偉そうでした。
そのシェフは、何かと“自分は永住権をもっている”ことに触れ、自慢げにオーストライアの生活話をしてきていましたが、私の目標も永住権だったので、一応聞く耳は持っていました。それが、彼にとって「俺に気がある」とでも思ったのか、そのシェフからある晩、電話がかかってきました。
「新鮮な魚が入ったから、刺身で食べようぜ」といった誘いで、「今、店が終わったから他のバイト連中らと一緒に行くよ」といった電話でした。その日、私はオフだったし、そのシェフだけじゃないならいいかなと思い、OKしましたが、実際に来たのはそのシェフだけでした。話が違うと思いましたが、家に入れるのを断って、仕事先でギクシャクしたくはなかったし、こっちに来てお刺身はまだ食べたことがなかったから、少しだけならと思い、玄関の鍵を開けました。
そのシェフは、持参のビールをガブガブ飲みはじめ、永住権をどのように取ったかといった自慢話をし始めたんです。私は聞く振りをしながら、お刺身に夢中になっていました。そして「お刺身、美味しいですね!」と何度も言っていたら、そのお刺身を持ってきただけなのに自分が誉められているかのように錯覚したシェフが、私に抱きついてきたんです。
私は必死に離れようとしました。もがいて、膝でそのシェフを蹴り上げたりもしました。すると、耳元で「俺と結婚すれば永住権、取れるぜ」と。その一言で、私から離れましたが、ニヤニヤ笑っていたので、本当に頭にきて、警察に電話をしようとしたんです。それを見て、そのシェフは帰っていきました。
次の日、オーナーに仕事を辞めさせてもらいます、と電話を入れ、今は帰国の準備をしています。もちろん、永住権には全く興味がなくなり、オーストラリアにも住みたいとは思わなくなりました。
<投稿者>匿名希望 25歳 女性