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About Perth〜オーストラリア・パースを知る〜
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▼ Back Number
最終回「不屈」
第7回「プロフェッショナル」
第6回「決断」
第5回「プレースタイル」
第4回「言葉」
第3回「見えない壁」
第2回「挑戦」
第1回「契約書」
Vol.174/2012/7
第3回「見えない壁」
山田がプレーしている州リーグのレギュラーシーズンは、全部で22試合ある。山田は、開幕からリーグ戦6試合目にしてトップチーム(一軍)へ昇格し、8試合目にはフル出場を果たしている。早いペースで階段を駆け上がってきた。しかし、11試合目のトップチームのスターティング・メンバーには、山田の名前はなかった。
心当たる理由は幾つかある。実際に、リザーブチーム(二軍)のコーチから「トップチームの試合で声を出さずに黙ってプレーをしていたからだ」と告げられた。また、山田は以前「サッカーは相手のミスを見つけ、いかにそのミスにつけこめるか。ミスをしてはいけないスポーツ」と話している。裏を返せば、冒険(チャレンジ)は安全(セーフティ)の上に成り立つ。セーフティなくしてチャレンジはない。それゆえ、セーフティな山田のプレーが観るものにとっては、消極的なプレーと評価が下されたのかもしれない。また、けがの選手の代わりにトップチームで起用され、その選手がけがから復帰したため、リザーブチームに戻された、とも考えられる。
しかし、何かが腑に落ちない。