皆さん、いかがお過ごしですか?パースエクスプレス編集部です。パースエクスプレス・ウェブ限定コンテンツの第2回目をお届けします。その名も『パースの現地グルメレポ』。
このコーナーはパースの様々なグルメ情報をパースエクスプレス編集部が突撃取材いたします。では、早速いってみましょう!
さてさて突然ですが、
オーストラリアに初めて、あの日本発の回転寿司が入ってきたは、シドニーやメルボルンと思いきや、パースだったということを皆さんご存知だったでしょうか?
そして、その第一人者が何を隠そうパースでは知らない人はいない『ジョーズ回転寿司』だったんです。
ということで、パースのグルメ現地レポ第一弾は、オーストラリアで最初に回転寿司を導入したレストラン『ジョーズ回転寿司』をレポートいたします!
ジョーズは、1995年にヘイストリートモールにて第一店舗目を開業し、今やパース市内に3店舗を構えます。2018年の今年で23年目を迎えることになりますが、その躍進の理由の一つには、創業当時からずっと変わらない品質を保ち続けていることが挙げられます。
また、最大の要因は“経験を積んだ職人”が寿司を握っているんです。
昨今、日本国内でも寿司を作ることは機械化されているのが一般的な中で、ジョーズではどの店も厨房に経験を積んだ職人がいるんです。
ただ、時代は変わりました。そう、何やら、ここパースでもレーンに乗るのは寿司だけではなくなっているとの噂。
とにかく、パース歴20年以上の歴史ある回転寿司店の“現在”をレポートしていきたいと思います!
ここはジョーズのイーストパース店。取っ手を、ガチャ。お、もうお昼の営業が始まっています。
いつも通り、店内はお客さんで賑わっています。
実は、パースエクスプレスとジョーズ回転寿司のお付き合いはパースエクスプレス・マガジンの初刊発行からなので、もう20年になります。
いつもお世話になっていますが、今回は徹底レポートをさせていただきましょう。
今回の取材では、職人自らが食べて欲しいと思うメニューを出してくれるとのこと。
楽しみですね。
編集部、お店に入るやいなやお醤油をセットして、既に準備完了です。笑
と、今回腕を振るってくれるのは、寿司職人のまさきさん。
まさきさん
「まぁ、とりあえず食べてみてくださいよ。」
と言いながらいきなりポンと出されたのは、オーストラリア産のタスマニアサーモン握り!
「いきなりこれが来るんですか!?」
まさきさん
「タスマニアサーモンは、漁獲が豊富な上に本当に上質な魚なので、ローカルのオーストラリア人だけではなく、舌の肥えた日本人にも大人気です。」
いやはや、見るからに美味しさが伝わってきます。
それでは、いただきます!パクっ!
「間違いないわ。」
確かに、脂も上質だから、いくらでも食べられる気がしてくる味です。
まさきさん
「それじゃあ、もったいぶらずに次も、いっちゃいますね。」
どうぞ!
はい出ました、赤身魚の王様。
ジョーズのこだわりの品は、何と言ってもこのマグロ。なんですが…
編集部
「まさきさん、サーモンとマグロを、もう出されては…、ちょっとハイペースじゃございませんかね、もう…!?」
まさきさん
「いや、まだまだ食べてもらいたいものいっぱいありますんで。」笑
ということらしいので、速攻でパクっと!
「いい仕事してますね〜」旨
編集部
「そうそう、マグロといえば、以前は解体ショーをやられてましたよね!?」
「あれって、やっぱり難しいんですか?」
まさきさん
「すっごく緊張しますよ。」笑
「それに解体ショーまでにマグロの質をどうキープするかが重要なので、仕入れの段階からすっごく神経を使ってやってますね。」
「ちなみに、うちはマグロの品質には妥協していなくて、極力冷凍保存はしないんです。」
「なので、いつでも食べられるといった代物ではありませんが、ある時は皆さんに“美味しい”と言っていただいていますね。」
編集部
「なるほど、こういう手間暇が20年以上も前からずっと引き継がれてきてるんですね。」
編集部
「次は何ですか?」
まさきさん
「次はちょっと変わり物いってみましょうか。こちらスパイシープローンの軍艦です。」
編集部
「うん、ピリッとしてて、美味しいですね!」
「多民族国家なオーストラリアならではな一品って感じがします、これは人気がありそうですね。」
まさきさん
「お次もスパイシーつながりですが、こちらスパイシーツナロールです。」
編集部
「あ、これは結構辛いですね!」
まさきさん
「わさび以外の辛さのお寿司は日本の方には馴染みが薄いかもしれませんが、ローカルのお客さんはもっと辛さを求められる方も多いんですよ。」
編集部
「やっぱり、お寿司に辛さを足すという発想って、海外ならではですよね。尾を引く旨さです。」
編集部
「いや〜、辛いの食べたんでさらに食欲が上がってきましたよ!」
まさきさん
「それじゃあ、今日の一押しいきましょうか!」ニヤ
「はいっ!こちら、全部乗せの軍艦巻!」
どん!
編集部
「あれまあ、いろんな海の幸が全部盛られてるじゃないですか!!こんな豪勢な軍艦巻き初めて見ました!」
よく見るとサーモンの花びらが咲いてるじゃありませんか!
いただきます!
「新鮮!旨い!贅沢!」
編集部
「こんな豪華な軍艦がメニューに?」
まさきさん
「ないですよ。」笑
編集部
「え…!? ないの?」
まさきさん
「今回の取材用に特別に作ってみました。」笑
編集部
「ちょ、、、」笑
「記事の見せ場を気にしてくださって、ありがとうございます。」笑
編集部
「あ、次はいなり寿司ですね。」
ボウッ!
まさきさん
「ちょっと空気、変えますね!」
編集部
「えっと〜、、、まさか、、!?」
炙りいなり寿司!!!
いい香りがしますね〜、いただきます!
「うん!香ばしい!けど…」
編集部
「というか、いなり寿司も炙って食べたりするんですね?!」
まさきさん
「最近、オーストラリアでも“あぶり”が流行っているので試しにあぶってみました。」笑
編集部
「って、これもやってないですか!!」笑
まさきさん
「実は、ローカルのお客様で、いなりの炙りをリクエストされる方が過去にいたんですよ。」笑
「味は、炙った厚揚げと同じ感じなので、日本の方でも食べていただけるとは思いますが、さすがにメニューでは出せませんけどね。」笑
編集部
「確かに、うっすら感じる苦味が炙った厚揚げの感じに近いですね。それに…、香ばしくて美味しいですよ。冗談抜きで」笑
まさきさん
「それじゃあ、こちらは本当にメニューにあるものです」笑
編集部
「おーー!」
まさきさん
「はい、こちら当店人気の炙りサーモン握りです!」
どん!どん!
編集部
「ああ!なるほど、炙りつながりだったんですね!いただきます!!」
「旨すぎ〜〜〜〜〜」
編集部
「とろける、とろける。」
「良質な脂が香ばしさを引き立てますね!美味しい!」
まさきさん
「実際、寿司を炙ること自体は外国で発展したみたいなんですよ、日本で炙るといえば昔はアナゴとかだけだったと思うんですけど。」
「ここオーストラリアでも炙りの種類は豊富で、特に炙りサーモン握りは大人気ですからね。」
「では、最後がこちらです!?ハマチの炙りです」
「うお!これ、うんまっ!」
いやはや、お腹も一杯になって満足です!
気がつけばお皿がこんなに。笑
まさきさん
「あ、そうだ、これも食べてみてくださいよ!」ニヤニヤ
編集部
「ちょ、また。何かあるんですか、、」笑
でん!
編集部
「あらま、すっごーく美味しそう!」
では、早速。パクっと。
「“炙り”と“ピリ辛”の合わせ技すねー!うまっー!」
もうコメントがよくわからなくなってきました。参りました。笑
まとめ
編集部が一番印象に残った逸品の一つ目は、炙りサーモンの握りですね。炙った表面から旨みのエキスがツヤツヤと輝いていました。それもそのはず、オーストラリアが誇るタスマニアサーモンは日本の鮭をも凌駕するほどの旨さと言われています。
また、今回は炙る前の握りと食べ比べることができたので、その味の違いもはっきりと感じ取ることができました。口に入れた途端にとろける様は、どことなく大トロを思い出させると言っても過言ではありません。
そして、2品目はなんと言ってもマグロでしょうね。
ジョーズのこだわりのマグロは、品質管理が徹底されていました。食べてみればその新鮮さがすごく良くわかると思います。
昔からずっとこだわり続けてきたおかげで、私たちがここパースでも良質なマグロを食べることができるんですね。
そして、こうしたのお寿司には欠かせないサーモンやマグロといったネタを当たり前ですが大切にする一方、発見することや楽しませることを忘れないのも、ジョーズのもう一つのスタイルですね。
一風変わったスパイシーなお寿司などはオーストラリアの風土を取り込んだジョーズならではのお寿司作りという感じがします。
最後に、20年以上の歴史を持つオーストラリア初の回転寿司店は“日本ならではな必須お寿司はもちろんのこと、ローカルのお客さんを飽きさせない一味変わったお寿司を握る”こだわりのお店でありました!
ジョーズ回転寿司(イーストパース店)
ジョーズ回転寿司店のホームページはこちらから。
【今回の取材協力店】
Jaws – East Perth
ジョーズ回転寿司 イーストパース店
住所:323 Hay St. East Perth
電話:08 9225 4573