パースエクスプレス Vol.231 2017年4月号
Aリーグ2016-17シーズンも残すところ僅か。上位陣やアウェイでの対戦が続くグローリーだが、ファンにとってファイナル進出は至上命令。死守できるか?!
開始5分、背番号17番のDiego Castroが角度のないところからのシュートでネットを揺らす。幸先よい試合展開となったグローリーだが、この日は自力に勝るMelbourne Victoryに圧倒される。Victoryの背番号8番、リーグトップスコアラー(Round 22終了時点)のBesart Berishaのヘディングシュートで同点、そして前半終了間際はBerishaの個人技から逆転弾が生まれ、あっさりとグローリーは試合をひっくり返される。後半もニュージーランド代表の背番号7番のMarco Rojas、豪州代表の背番号10番のJames Troisiといった役者が活躍し、グローリーにとっては痛い敗戦となった。
リーグ開幕からトップの座を譲り渡していないSydney FCに黒星を付けることで、ファイナルシリーズ一戦目のホーム開催に期待をつなげたいグローリー。しかし、けがの補強選手で急きょ契約した背番号26番のルーマニア人DF、Lucia Goianの痛恨のオウンゴールでSydney FCが先制すると、3分後にはパースグローリー出身で今シーズンはSydney FCのスターティングメンバ—に定着した背番号13番、MFのBrandon O'Neillが見事なミドルを叩き込んだ。当時、実力はお墨付きだったが、パースグローリーでの出場機会には恵まれず、苦汁をなめていたO'Neillだったが、グローリーファンの前では得点後のパフォーマンスを控えた。後半も一点を追加したシドニーだが、得点差以上に実力の差を感じる一戦となった。
けが人が続出するグローリー。控えのメンバーがいかに発奮するかにかかった一戦。しかし、テンポよく攻め続けたAdelaide UnitedがCKから先制する。前半終了間際、個人技で相手DFを交わし、PA内深々と侵入した背番号17番のDiego Castroが倒され、PKを獲得。自らそのPKを沈め、同点とした。後半はAdelaideの攻撃をしのぎ、グローリーはアウェイで勝ち点1をもぎ取った。
Round | 開催日 | 対戦相手 | 試合会場 |
27 | 4月16日(日) | vs Melbourne City FC | nib Stadium(ホーム) |
ファイナルシリーズ(Elimination-finals) |
2017年4月21日(金)〜23日(日) リーグ3位 vs 6位 / リーグ4位 vs 5位 |
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