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パースエクスプレス Vol.224 2016年9月号

パースグローリー Perth Glory


パースグローリー、悲願の優勝がまた手の平から零れ落ちた。

FFAカップ「Round 8」進出ならず

【試合結果】前節で西オーストラリア州から参戦した下位ディビジョンからのチームは姿を消し、残すはAリーグのグローリーだけとなった。

 2年連続準優勝のグローリーは、ホームにAリーグのSydney FCを向かい入れた。互いに決定機のチャンスを作れず、前半はややグローリーのペースで試合は進む。後半に入ると徐々にSydneyがペースを掴み、グローリーのGKで背番号33番のLiam Reddyが再三の好セーブを見せる。試合は、スコアレスのまま延長へ。そして、後半から流れをものにしたSydneyが先制に成功する。延長前半の8分、背番号10番のMilos Ninkovicが足の止まったグローリーのDF陣を縫って、中央から見事なミドルシュートを決めた。昨シーズンのFFAカップでは3戦連続の延長戦を勝ち上がっての決勝進出だったグローリー。今年もその再現をファンは期待したが、試合終了間際に背番号14番のAlex Brosque に駄目押し弾を決められ、グローリーの今シーズンのFFAカップは終わった。


両イレブンが整列していざ、キックオフ。


(左写真)グローリーのストライカー、背番号9番のAndy Keoghは不発に終わった。 (右写真)サイドからの攻撃参加する背番号3番のDF、Marc Warren。


(上写真)終了間際の背番号14番、Alex Brosqueの得点に喜ぶSydneyイレブン。 (下写真)FFAカップの大会バナー。


ロシアW杯への道!
オーストラリア VS イラク

2018年FIFAワールドカップ ロシア大会、アジア最終予選が、9月1日にイラク代表を迎え、パースで行なわれた。

得点:58分− 背番号21番 Massimo Luongo/64分−背番号9番 Tomi Juric


 昨年に引き続き、パースで2回目の開催となるW杯予選。日本と同じく最終予選でグループBに属するオーストラリアとイラクの代表戦が、9月1日木曜日、6:30PMにキックオフにて、Perth Rectangular Stadiumで行なわれた。2016年8月に発表された最新のFIFAランキングで57位のオーストラリアと113位のイラク。Socceroosの愛称で国民に親しまれているオーストラリア代表にとってはホームゲームであり、ランキング順位からみても優勢と思われた。ところが、前半は両者ともに振るわず、得点に動きのないままハーフタイムへ。スタジアムを埋め尽くしたオーストラリア側、イラク側、それぞれのサポーターの応援にも益々熱が入り始めた後半。そして後半開始13分にオーストラリアの背番号9番、Tomi Juricからのクロスを昨年のアジアカップ大会最優秀選手でもある背番号21番、Massimo Luongoがゴール前で合わせ、待望の先制点を決めた。この得点によってリズムが生まれSocceroosは、わずか6分後にも、コーナーキックからのボールをJuricが押し込み、追加点を挙げた。その後、選手交代を挟みつつも、両者共に一歩も譲らず試合は2−0で終了。1得点1アシストのJuricの活躍によりW杯最終予選初戦は勝ち点3を得ることができ、ロシアW杯への道が幸先良く開かれた。



(左写真)【8月30日】Ryan McGowan(左)、Brad Smith(中央)、Massimo Luongo(右)がパース駅前のForrest Placeの広場にてファンサービスを行った。

(写真中央)【8月30日】試合会場となるPerth Rectangular Stadiumが開放され、Socceroosが公開練習を行った。

(右写真)【8月31日】前日練習は最初の15分だけがメディアへの公開となった。



(左写真)【8月31日】SocceroosのAnge Postecoglou監督とキャプテンのMile Jedinakが試合前日の会見に臨んだ。 (写真中央)続いて、イラク代表チーム監督のRadhi Shenaishilと昨シーズンまでSydney FCでプレーしていたイラク代表MFのAli Abbasも同席した。

(右写真)【試合当日】ウォーミングアップをするPerth GloryのDF、Joshua Risdon。今回の代表メンバーで国内組からは、Melbourne CityのTim CahillとRisdonだけとなった。





(左写真)【試合当日】Socceroosのスターティングメンバー。(右写真)イラク代表のスターティングメンバー。



(左写真)Ange Postecoglou監督は、厳しい表情で試合の戦況を伺う。 (写真中央)待望の1点目のシーン。背番号21番のMassimo Luongoが嗅覚を活かしたゴールを決める。(右写真)ゴールが決まり、訪れた18,923の観客は割れんばかりの声援を送った。



(左写真)2点目は、1点目をアシストした背番号9番のTomi Juricが決める。(右写真)昨年に続いて今回で2回目となったW杯予選パース開催。



(左写真)多くの日本企業のスポンサー広告がスタジアムを囲った。(右写真)ヒーローインタビューは1点目を決めた背番号21番のMassimo Luongo。




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