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パースエクスプレス Vol.218 2016年3月号

パースグローリー Perth Glory


ファイナルシリーズ進出の上位6スポットが見えてきたグローリー。直近の4試合負けなしだが、残りの9試合の行方は?!


【Round 19】2016年2月13日
 vs Sydney FC (Allianz Stadium) 2−1

グローリーにとって上位陣を引きずり落とすプロローグの一戦として、前半23分、Sydney FCのGK、背番号1番のVedran Janjetovicがボールを後逸し、そこへ背番号9番のAndy Keoghが無人のゴールにボールを押し込んだ。後半の20分にもシュートを正面に弾き返してしまったGKのJanjetovicは、そのボールを背番号14番のChris Haroldに蹴り込まれる。シドニーFCも後半35分に途中出場の背番号9番、Shane Smeltzが狼煙を上げるも、既に遅し。グローリーは、アウェイでの貴重な勝ち点をゲットした。


【Round 20】2016年2月20日
 vs Brisbane Roar (nib Stadium) 6−3

ここ5試合を4勝1引き分けの戦績でリーグ上位6へ猛追撃をかけるグローリー。Round 19終了時点で首位のBrisbane Roarをホームに迎えた大事な一戦。試合は開始5分で動く。PA内での細かな連携から最後は背番号9番のAndy Keoghがグローリーに先制点をもたらす。しかし17分、早いリスタートから昨シーズンまでグローリーのメンバーだったRoarの背番号9番、Jamie Maclarenがネットを揺らす。録画ではオフサイドの位置にいたMaclarenだったが、得点の喜びは古巣への配慮で控えた。そして、28分。そのMaclarenが背中を押され、PK。しかし4分後、背番号14番のChris Haroldがクロスを頭で合わせ、同点。35分にRoarにまたもや勝ち越し点を奪われるも、3分後には背番号10番のNebojsa Marinkovicがゴール正面、30mのFKを右のバーをかすめて見事に沈め、41分にはCKを背番号4番のShane Lowryがヘディングで勝ち越し点を決め、前半4−3で終わる。後半もグローリーへの流れは変わらなかった。4分にKeoghがPA内で倒され、背番号17番のDiego Castroが落ち着いて決め、残り6分のところでもCastroの絶妙はクロスをチームのキャプテンながらベンチを暖め続けてきた途中出場の線番号11番、Richard Garciaが頭で押し込み、試合を決定付けた。この試合、両チーム合わせて9得点の乱れ打ちとなったが、今シーズン最多の12,156の観客は、グローリーの勝利に酔いしれた。

試合後の両監督は記者会見に臨むも表情は対照的だった。


【Round 21】2016年2月26日
 vs Western Sydney Wonderers (Pirtek Stadium) 1−2

周囲の予想を覆し、押し気味に試合を進めるグローリー。後半17分に先制されるも2分後、PA内で背番号14番のChris Haroldが倒され、そのPKを背番号9番のAndy Keoghが決めた。そして、試合は残り5分。一進一退の攻防だったが、地元ファンの声援が後押し、Western Sydney Wonderersの背番号11番、Brendon Santalabが決勝点を奪い、グローリーにとっては手痛い黒星となった。


【Round 22】2016年3月7日
 vs Newcastle Jets (nib Stadium) 2−0

結果次第では上位6位まで滑り込める、まさにグローリーにとっては勝負の一戦。立ち上がりは、足元にボールが収まらず、ミスが目立つグローリーだったが、一発のチャンスをものにする。背番号17番のDiego CastroからのパスをDFの背番号29番、Aryn Williamsが柔らかなクロスで中央へ。そして、ゴール前の背番号9番、Andrew Keoghが頭で合わせて、グローリーが先制した。後半1分、この試合もキャプテンを務めた背番号19番、Joshua Risdonからのスルーパスを一度は見逃したが、DFを後ろから抜き去りGKの手前で反転したCastroが、後方からの背番号7番、Gyorgy Sandorにパスを出し、Sandorが無人のゴールに落ち着いてボールを流し込んだ。その後、相手選手の退場で、グローリーが数的有利となるも、その数有的数を活かせないグローリー。むしろ危ない場面もありながら、試合は終了となった。何とか勝利をものにしたものの、ファンにとっては物足りない結果に終わった。




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