パースエクスプレス Vol.202 2014年11月号
2014‐15シーズンのAリーグ開幕。不甲斐ない成績の昨シーズンを払拭すべく、新生グローリーは新たな歴史を創り出すことはできるのだろうか?
グローリーの2014−15シーズンの開幕戦は、アウェイのWellington Phoenix戦。前半32分、セレッソ大阪からレンタル移籍の背番号17番、Mitch Nicholsからのクロスをストライカーの背番号9番、Andy Keoghが頭で合わせてグローリーが先制した。そして後半28、ホームのPhoenixが同点に追いつくも、迎えた試合終了4分前。高い位置でボールをカットした背番号7番のYoussouf Hersiからのパスに、途中出場の背番号15番、Jamie Maclarenが抜け出し、決勝点を奪って開幕戦を白星で飾った。
ホームでの開幕戦。迎え撃つのは、前シーズンのチャンピオン、Brisbane Roar。得点の取り合いとなったこの試合の1点目は、前半39分のRoar。そして、2点目はグローリーの背番号9番、Andy KeoghがPKを沈めるも、6分後にはRoarに勝ち越しの強烈なミドルシュートを決められる。だが、一度はオウンゴールと表示されたグローリーの2点目は、Keoghの得点となる。そのまま試合終了と思いきや、アディショナルタイムにドラマが残されていた。CKからのボールをなんとこの日3点目、ハットトリックでKeoghが決め、勝ち点3をグローリーにもたらした。
(左写真)背番号9番のAndy KeoghがBrisbane Roarの背番号13番、Jade Northにペナルティエリア内で倒される。(右上写真)この試合ハットトリックを決めるAndy Keogh。(右下写真)Andy Keoghが3点目の決勝点を決め、チームメートと喜びを爆発させる。
前半18分、Adelaide Unitedの背番号9番、Sergio Cirioがゴールネットを揺らす。そして、前半37分、前ラウンドでハットトリックを決めている背番号9番、Andy Keoghが決定的なシーンでゴールに迫るも、得点ならず。後半の19分にAdelaideに追加点を奪われるグローリーはこの試合良いとこなく、今シーズン初の黒星を記す。
今年から始まった国内戦カップの準々決勝。前半開始早々に先制されるグローリーだが、すぐさまPKで同点に追いつく。そして後半、1点目のPKを決めた背番号9番のAndy Keoghが、CKからのボールをヘディングでゴールに叩き込む。、後は試合終了のホイッスルを待つのみだったが、アディショナルタイムにMelbourne Victoryの背番号7番、Gui Finklerの劇的なFKで同点に追いつかれ、試合は延長戦に。延長前半、この日2枚目のイエローカードでVictoryが10人になると、流れは一気にグローリーへ。そして、延長前半13分に途中出場の背番号20番のDaniel De Silvaが狙いすましたミドルシュートで相手チームの息の根を止めた。17歳のSilvaにとってはプロ公式戦の初得点となった。
(上写真)背番号20番のDaniel De Silvaのシュートはゴールマウスをとらえた。(下左写真)後半37分、背番号9番のAndy Keoghのヘディングシュートで勝ち越す。(下中央写真)この試合、レットカードをもらうMelbourne Victory背番号15番のDaniel Georgievskiと背番号23番のAdrian Leijer。(下右写真)今年から開催されている第1回FFAカップ。
3日前のFFAカップで公式戦初得点を記録した背番号の20番のDaniel De Silvaはスターティングメンバーに名を連ねたが、後半31分に背番号15番のJamie Maclarenと交替。そのMaclarenがピッチに立って1分後、同点弾。そして2分後、勝ち越し点を決め、中2日の2試合は、共に若手選手の活躍でグローリーは勝利をモノにした。
(左上写真)Newcastle Jetsの背番号7番、Jeronimo Neumannがこの試合のファースト・ゴールを決める。 (左中央写真)背番号20番のDaniel De Silva。相手ゴールへ果敢に攻め込む。 (左下写真)試合後、ガッチリ握手をするDaniel De SilvaとJamie Maclaren。 (右写真)背番号15番のJamie Maclarenが立て続けに得点する。
試合は一発で決まった。前半終了3分前、約30mの直接FKをグローリーの背番号10番、Nebojsa Marinkovicが直接ゴール叩き込んだ。グローリーにとってAリーグ開幕以来、Central Coast Marinersの本拠地での勝利は初となった。これにより、Round 5終了時でグローリーはリーグ単独トップに立った。
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