「インタビュー 和太鼓演奏家・林英哲氏」  「西豪州ワイン親善大使 山形由美さんがパースへ」

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  西豪州ワイン親善大使・山形由美さんがパースへ
 

フルート奏者で西オーストラリアワイン親善大使の山形由美さんが、1月19日から24日までの間、西オーストラリアを視察訪問した。山形さんは行程中スワンバレーとマーガレットリバーで2回のコンサートを行ったほか、地元ワイナリーやパース、フリーマントルなどの観光名所を訪れ、地域の人々との交流を深めるとともに、音楽とワインを通じて日豪の架け橋としての文化交流を深める活動を行った。

ワイン親善大使の企画は、西オーストラリア州のワイン及び他の産品の日本における認知拡大を図る目的で、西オーストラリア州政府により文化芸能関係者の協力のもとに立ち上げられた。これは認知拡大の際のブランドシンボルとなるもので、西オーストラリア州政府は去年7月、「クリーン・フレッシュ・健康的・文化創造性」など西オーストラリア州を表すキーワードに該当する文化人を選出。フルート奏者の山形由美さん、女優の生田智子さんを任命し、各種活動への参加を依頼した。任命式は昨年7月に東京で行われ、ジェフ・ギャロップ前西オーストラリア首相からワイン親善大使に任命された山形さんは、自身のウェブサイトで「とても光栄に思い、新しいご縁ができたことを心からうれしく思います。」とその心境を語っていた。
 視察旅行は全行程6日間で、山形さんは1月19日のパース到着後、ワイナリーの見学やフリーマントル、パースなどの観光名所を訪れ、21日にはスワンバレーのサンダルフォード・カバシャム・エステートのワイナリーに特設ステージとピアノが用意され、山形さんはオープニングでワイン親善大使としての紹介を受けたあと、ピアノ奏者の山内知子さんとともに15分間のショートコンサートを行った。また22日には小型チャーター機でマーガレットリバーへ移動し、2日間の滞在中マーガレットリバーのワイナリーなどを訪れた。ルーウィン・エステート・ワイナリーでは、行程中2度目となるコンサートが開かれ、冒頭にスピーチを披露。前半にクラシック、後半はミュージカルナンバーやタンゴ、日本の曲を演奏し、観客の耳を大いに楽しませた。またコンサートは本人による英語での曲紹介を交えながら進められ、終始アットホームな雰囲気で行われた。山形さんはその印象を「ワインが入っているのも手伝ってか、とても大きな反応があり、しまいには「ヒューヒュー」という声だとか、「It's cool!」と叫ぶ人までいて、びっくりしました。こんなことは初めてでしたが、私も山内さんもその雰囲気に乗って、思い切り楽しく演奏しました。」と語った。最終日の24日は、在パース日本国総領事邸で送別会が開催され、リッパ−副首相、産業資源省、カンタス航空、ファームストーンの代表も出席した。
 山形さんは今回の視察旅行中、全部で合計10件以上のワイナリーを訪れ、各所の造り手の話や生産されるワインの種類の違いを楽しんだ。その際に印象的だった言葉として、何人かの造り手が話した「人生で大切なのはおいしい食事とワイン、それにいい音楽があれば言うことはない」との台詞を挙げた。そして「今回はじめて南半球を訪れて百聞は一見にしかずという言葉を再確認しました」と心境を語り、「音楽・ワインを通じて日豪親善のお役に立てるよう、微力ながら取り組んでいきたいと思っています。」と今後の抱負を語った。

山形由美さんの西オーストラリア訪問、西豪州ワイン大使についての詳細は、
山形由美さん公式HP(www.yumi-yamagata.com/
西豪州駐日代表部HP(www.wajapan.net/06/61/19012006/news.html


   

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