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【パースの現地レポ】砕氷艦『しらせ』がフリーマントルに寄航

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こんにちは、パースエクスプレス編集部です。この度、パースエクスプレスでは『動画メディア』を開設いたしました。これからさらに、パースの最新で活きたニュースを皆さんにお届けいたします。

 

それでは早速、今回の【パースの現地レポ】はこちら。
>【パースの現地レポ動画を見る】『砕氷艦”しらせ”がフリーマントにやってきた。』
 

 
2017年11月12日、東京晴海埠頭を出港した2009年就航の2代目砕氷艦『しらせ』は、11月27日にフリーマントルに寄港しました。
 
そして、今年は11月30日にパースの日豪関係者を集め、親睦を目的とした「しらせ艦上レセプション」が開催され、我々パースエクスプレスもお招きいただきました。
 
今回の【パースの現地レポ】では、その艦上レセプションの模様と、『しらせ』の乗組員である海上自衛隊員や観測隊員にお話を伺いました。
 
 
 

そもそも『しらせ』ってなに?

『しらせ』は、南極観測隊の移動と南極昭和基地へ物資や機材などを届ける任務に従事する日本の艦船で、今回フリーマントルに寄港した船はその2代目だそうです。
 
なんと、この艦船は南極で厚さ1.5メートルもの氷を連続砕氷して前進することができ、“アイス・ブレイカー”とも呼ばれています。
 
 
 

どうしてフリーマントルに来るの?

毎年11月に日本と南極との経由地であるフリーマントルに寄港する『しらせ』は、空路でパース入りした隊員や追加の支援物資を載せ、南極昭和基地を目指して出航します。
 
フリーマントルは『しらせ』の最後の経由地点となり、ここで南極へ向かう前の最終的な準備を行います。これから厳しい南極での生活を送る自衛隊員や観測隊員の最後の安息地とも言えるのではないでしょうか。
 
そして、今年は12月下旬に昭和基地沖に接岸予定となっています。
 
 
 
では、そろそろ艦内のレセプション会場へ向かっていきましょう!
 

 
と、それにしてもこのど迫力な艦船の外観。
 
 
フリーマントルの沖に沈んで行く夕日がしらせの橙色のボディーを照らし、哀愁が漂います。
 

 
「こんな間近で観察できるなんて、貴重な体験だ。」なんて言いながら、夢中になって写真を撮りました。笑
 
 
 

 
艦内では、在パース日本国総領事館の平山達夫総領事や西豪州首相代理の州観光大臣、Paul Papalia氏の挨拶が行われ、南極地域観測隊観測隊長の土井浩一郎さんによる乾杯の音頭が取られました。
 
 
 

 
なんとも豪勢な日本食の数々。ここオーストラリアでは簡単には手に入らない食材がずらりとテーブルに並べられています。編集部も取材しながら、何度もつまんでしまいました。笑
 
 
 

 
これらの料理は、全てこの艦内の自衛隊員らによって調理されているとのことですが、高級料理店でお目にかかる様な一級品の料理ばかりでした。
 
 
 

 
日本では、一般の方もしらせの艦船内部を見学ができるイベントを行っている様なので、内装の様子などを知っている方は多いかもしれません。ちなみに、接岸していましたが、海に浮いているのに全く、一ミリも揺れを感じませんでした。ここまで大きな船だと安定感もさることながら、最先端の技術が搭載されているのでしょうね。
 
 
 
また、しらせから一望するフリーマントル港の景色が美しいこと。この高さと位置から眺めることって、そうそうありませんよね。
 

 
レセプションの間にて両国の国歌を仰ぎました。
 
 
 

 
そのあと、毎回恒例の鏡割りが行われました。
 
 
 

 
こちらは、このレセプションのために用意された『しらせ』限定の檜で作られた升です。手触りが良くて、檜の香りがほんのりします。これで日本酒を頂けるなんて風情がありますね。ローカルの方々にも大好評でした。
 
 
 

 
和太鼓のパフォーマンスが行われ、会場内は一気にお祭りムードへ。
 
 
 

 
日が暮れて、空も徐々に暗くなり始めた頃に、編集部、また少しだけお腹が空いてきました。
 
今回のレセプションで編集部の一番のお気に入り料理がこちら、天ぷらでした!
天ぷらに限っては、屋台にて目の前で揚げてくれ、列ができるほどに大人気。もちろん、ローカルの方にも大好評のようです。
 

 
と、お腹もいっぱいになったところで、今回の【パースの現地レポ】のメインとなる海上自衛隊員や観測隊員の方へいろいろなお話を伺ってみようと思います。
 
 
 
ちなみに、1956年の第1次南極観測隊による日本の南極観測は、国家事業の一環として地上気象や高層気象、オゾンや日射・放射観測を行い、数々の成果を挙げています。
 
そして、今回の観測隊は南極に眠る77万年前より古い地球最古の氷がある場所を探し、N極とS極が入れ替わっていた時代の地球環境の解明といった任務も掲げています。
 

 
こちらが海上自衛隊員、砕氷艦『しらせ』の艦長、宮崎好司さんです。
 
 
 
編集部「今回、パースに来られるのは何回目ですか?」
 
 
 
宮崎さん「パースへは5回目になりますね。南極へは4回目ですが、以前の航海では行きもフリーマント、帰りもフリーマントルというのを経験しましたので。」
 
 
 
今回で南極へは4回も行かれる宮崎さんは、ベテラン中のベテランな方でした。
 
そして、編集部、待ちきれずにいきなりですが、この質問をしてみました。
 
 
 

「南極ってどんなところなんですか?」

 
 
 
宮崎さん「そうですね…、夢のある言い方をすると…」
 

 
 
 
 
 
 

「宝箱ですよね、地球の」

 
 
 
 
 
 
なんともロマンあふれる回答が飛び出しました!
 
 
そうなんです、今回の『しらせ』で南極へ向かう観測隊の大きなミッションとしては、南極に眠る77万年前の世界最古の氷を発掘し、研究することにあります。
 
 
 
南極地域観測隊の観測隊長の土井浩一郎さんは次のように話をして下さいました。
 
 
土井さん「前回掘った時に、72万年前の氷は取れたんですね」
 
 
 

72万年前の氷!!!

 
 
 

 
編集部「それだけでもすごいと思うのに、さらにその先を行くんですか!?」
 
 
 
土井さん「実は前回の時にもさらに掘ってみたんですよ」
 
 
 
編集部「え?! 既に試されてたんですね。」
 
 
 
土井さん「そうなんです、でも底にあった氷が水になってしまってたんです。」
 
 
 
土井さん「原因は氷にかかる圧力の影響と、下の層からの熱量が予想以上に高かったんです。」
 
 
 
編集部「これはまた、想像を絶する世界の話。まさに、宝箱ですね。」
 
 
 

 
今回、宮崎さんと土井さんには語りきれないほどいろいろなお話を伺うことができました。また編集部も南極の壮大さをお話から垣間見ることができました。貴重なお話をお聞かせいただき本当にありがとうございました。
 
 
 
▼動画でも今回の現地レポートを配信中です!ぜひご覧下さい。

 
ということで、今回の【パースの現地レポ】では、“南極は地球の宝箱”だということ、そしてその地へ向かう『しらせ』の最後の経由地がここパース近郊の港町フリーマントルであるということを微力ながら読者のみなさんへお伝えできたのではないかと思います。
 
 
最後に、今回のレセプションを催して下さった海上自衛隊員、各関係者、当地在パース日本国総領事館の皆様へ心から感謝いたします。また、これから迎える厳しい南極生活の安全と、観測活動のご成功を願っております。
 
 

 
それではみなさん、また次回の“現地レポ”をお楽しみに!
 


 
【情報提供】在パース日本国総領事館

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