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本日発表!元日本代表の太田宏介選手がパースグローリーと契約!



 

Aリーグ2020-2021シーズン開幕直前にビックニュースが飛び込んできた。元日本代表の太田宏介選手が名古屋グランパスよりパースグローリーに移籍発表!太田選手と言えば、左サイドからの抜群の精度を誇るクロスを武器にアシストを量産し、高精度のFKでプレースキッカーも務め、対戦チームを大いに苦しめてきた。運動量と突破力で攻撃参加型のDFといった印象も強いが、安定した守備力があるからこその攻撃参加であった。
 
例年は10月に開幕しているAリーグだが、新型コロナウイルス感染防止の影響で今年の2020-21シーズンは12月27日に開幕する。ただ、2018-19シーズンのAリーグ、レギュラーシーズンで優勝を飾ったパースグローリーは度重なる延期のため開催が遅れていた2020年AFCチャンピオンズリーグに参加し、開催場所のカタールから帰国後にホテルでの隔離検疫をしなければならないため新シーズン開幕参戦に間に合わず、特例として初戦が2021年1月16日となっている。

実際、カタールから12月5日にパースに帰国したグローリー一団はホテルでの14日間の隔離検疫中であるが、そんな中、「元日本代表の太田宏介選手がグローリーと契約」といったリリースが、パースグローリーと名古屋グランパスより同時刻で発表された。早速、太田選手に今回の移籍について今の心境などを伺った。
 
 

<本日12月17日、太田宏介選手の移籍発表が行われた。リンク先はパースグローリーのオフィシャルサイトへ。*Image from Perth Glory FC>
 
 

【太田宏介選手スペシャルインタビュー】

今の気持ちをお聞かせください。
太田選手: 僕を必要としてくれて熱心に話をしてくれた関係者に感謝しています。新しいチャレンジにとてもワクワクしています!一日でも早くパースに到着して、チームメイトやファンに会いたいです!

グローリーの印象と目標をお聞かせください。
太田選手: 将来性のある若い選手もたくさんいて、これからが楽しみなチームだと思います。経験ある選手たちでチームを引っ張っていきたいと思っています。目標は、Aリーグ優勝とACL(※)制覇です。
(※)AFCチャンピオンズリーグ

パースの印象をお聞かせください。
太田選手: 移籍が決まって、名古屋グランパスのチームメイトだったGKのランゲラックや、FC東京で一緒だったネイサン・バーンズなどに連絡しました。彼らはパースについてとても良い街だと話してくれたので、さらに楽しみになりました!実は、パースに友人が住んでいるので3年前にも旅行で行きました。その時にパースのスタジアムなどを見て「いつかここでプレーしたい」と思っていました。その姿を見せれると思うと家族も喜ぶと思います!今は早くパースに行きたいです!
 
 

*Image from Perth Glory FC
 
 
左足から放たれる太田選手のキックは迎える新シーズンのグローリーの象徴となり、リーグ随一となることが期待できる。2016年にオランダでプレーし今回は海外2クラブ目となるが、本人は気負いはないはず。今シーズンのリーグ注目選手の一人として目が離せなくなるだろう。
 
 
文: 今城康雄。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。2005年のAリーグの開幕以来、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとしても、パースグローリーのホームゲームはほぼ全試合、記者席より取材を重ねてきた。2020年よりパースグローリー日本地区担当マネージャー兼任。
 
 

太田宏介(おおたこうすけ)

太田宏介(おおたこうすけ)

1987年7月23日生まれ。東京都町田市出身。ポジションはDF、またはMF。麻布大学付属渕野辺高等学校卒業後、2006年に横浜FCでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせる。その後、2009年に清水エスパルス、2012年にFC東京、2016年にオランダ1部リーグのフィテッセ、2017年にFC東京に復帰するも2019年に名古屋グランパスに移籍。そして、2020年12月17日に豪州1部リーグのパースグローリーに完全移籍との発表が行われた。日本代表歴はU-19とU-20を経験し、A代表では2010年から2015年にかけて7試合に出場している。

*Image from Perth Glory FC







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