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【パースエクスプレス・マガジン】2019-20シーズンAリーグ パースグローリー試合結果


 
2月よりACLの試合も始まるが、10月から約2カ月間で8試合中2勝のみと昨シーズン・リーグ優勝チームとしては屈辱の戦績。これからどう巻き返すか2020年のグローリーにも注目!

2019-20シーズンAリーグ パースグローリー試合結果 Round 10-Round 14

 
 

Round 10 : 2019年12月14日

Perth Gloy  

2

0

  Western Sydney Wanderers FC

会場:HBF Park

 
好調を維持していたMelbourne Cityとのアウェイ戦を勝利した前節。その流れで今節も勝利をものにしたいグローリーはWestern Sydney Wanderersとのホームゲーム。試合は序盤から動く。前半18分のCKから背番号16番のTomislav Mrcelaがヘディングで後ろに流し、背番号9番のBruno Fornaroliが折り返したところを更に背番号19番のChris Ikonomidisがヘディングシュート。ボールはバーに当たり、その跳ね返りのボールを最後はDFで背番号4番のGregory Wuthrichが押し込み先制点を奪う。そして後半もグローリーのDF陣が仕事をする。後半21分にFKからのボールを中央の背番号2番のAlex Grantがフリーで受けて、左足でゴール正面に突き刺した。4連敗中だったWanderersはこの日、良いところはなく、これで5連敗と7位まで順位を落とした。一方、グローリーは7位から5位まで順位を上げた。
 
 

Round 11 : 2019年12月21日

Perth Gloy  

6

2

  Newcastle Jets

会場:HBF Park

 
まだまだ陽が高い午後4:30からのキックオフ。今シーズン初の2連勝を飾り、ホームのファンにクリスマス前に3連勝のプレゼントをしたいところ。試合は開始10分にNewcastle Jetsのヘディングシュートがネットを揺らすも、オフサイドの判定。そして、15分。背番号9番のBruno FornaroliがJetsの背番号44番、Nikolai Topor-Stanleyに倒され、ゴール正面の20mの地点からFKを得る。キッカーは背番号17番のDiego Castro。振り抜いた右足からのボールはゴール枠の外から弧を描きながら内側に入り、ゴール右隅に決まった。Jetsも11分後、右からのクロスに2人の頭を経由して、最後はTopor-Stanleyが押し込んで同点にする。そして更に7分後、Castroのパスに抜け出た背番号8番のJames Meredithの突破を相手DFがPA内で倒し、審判はPKの判定。VARでも審判がかけられるがPKの判決は覆らず、そのPKを背番号88番のNeil Kilkennyが落ち着いて決め、またもグローリーがリードして、前半を終える。そして、後半開始1分も経たないうちに背番号7番のJoel Chianeseが左足を振り抜き、GKの指先を突き抜け、ゴール左上にグローリーは3点目を奪った。2点差となり、有利に試合を進めたいところだが、グローリーのDF陣が落ち着かない。

後半6分、前半で額を切った背番号2番のAlex Grantに代わって入った背番号3番のJacob Trattが相手FWをフリーにさせ、またも一点差に追いつかれる。ただこの日はDFが振るわないが、FW陣が奮闘。サイドからのCastroのパスをゴール前で受けたFornaroliが相手DFの股を抜く技ありのシュートでグローリーが4点目を決めると、またもCasrtoの右からのクロスをFornaroliが中央で受け、左足で一閃。横っ飛びの相手GKの手も触れずに左サイドのネットを突き刺した。そして、まだまだ攻撃の手を緩めないグローリーは後半38分、カウンターからゴール前でボールを受けたCastroが一回のフェイントで2人のDFを欺き、右隅に狙いすまして一撃をくらわした。Castroもこの日、2点目となる。そして、時間を置かずに右から崩した形でフィニッシュを背番号8番のJames Meredithが決める。Meredithにとってグローリー初得点となりチーム一同、喜びを分かち合うが、Jetsからの物言いで攻撃の起点になったChianeseがハンドをしていた、と。結果的にVARによってハンドが認められ、Meredithの初ゴールは幻となった。その後、ほどなくして終了のホイッスル。クリスマス直前の試合ということもあり、6,585人と観客は少なかったが、グローリーが大量得点で3連勝を飾った。


(写真)3連勝でサポーターへ応援の感謝を述べるグローリーのTony Popovic監督(写真上)。大敗を喫したNewcastle JetsのErnie Merrick監督はこの試合の2試合後、1月6日にオフィシャルHPで成績不振を理由として更迭が報じられた(写真下)。
 
 

Round 12 : 2019年12月31日

Perth Gloy  

3

0

  Central Coast Mariners

会場:Central Coast Stadium

 
大晦日の一戦。試合開始1分にパース出身でグローリーでプロデビューしたCentral Coast Marinersの背番号11番、Daniel De Silvaがポスト直撃の惜しいシュートを放つも自力で勝るグローリーは、前半のアディショナルタイムにCKからのルーズボールを背番号17番のDiego Castroが左足でゴール左隅に鋭いシュートを決める。後半もグローリーが早々に追加点を奪う。後半3分に背番号8番のJames Meredithからのクロスを背番号7番のJoel Chianeseが頭で合わせる。そして、17分には相手DFが足を滑らす隙にCastroがボールを奪い、ゴール前の背番号9番、Bruno Fornaroliにパスをして、難なく無人のゴールへ3点目を蹴り込んだ。試合はチームの調子が露骨に表れた内容となり、Marinersのシュートチャンスは数えるほどだった。
 
 

Round 14 : 2020年1月11日

Perth Gloy  

3

0

  Adelaide United

会場:HBF Park

 
34度の気温を上回る中、キックオフ。開始から15分間は、左右の揺さぶりから攻勢に出たAdelaide Unitedのペース。ただ、背番号9番のBruno Fornaroliが前線でボールをキープしながら攻め手を探るグローリー。そして、徐々にグローリーもペースをつかみながら、給水タイム直前の前半25分。攻守で多くの運動量を見せる背番号8番のJames Meredithからのパスを背番号17番のDiego Castroがゴール前の背番号7番、Joel Chianeseにショートスルーパス。そのボールへのファーストタッチで2人の相手DFを欺き、反転後に落ち着いてゴール右隅にボールを流し込んだ。グローリーが先制する。日差しが弱まる気配のない中、試合は膠着状態で前半を終えるかと思いきや、またもMeredithからCastro、そして今度はFornaroli。僅かに相手DFのリフレクションもあったがコースを狙ったシュートはネットを揺らした。後半の立ち上がりも、ポゼッションではAdelaideに軍配。試合を支配しているようにも見えるが、ゴール前での駆け引きはグローリーが優る。そして、後半15分にChianeseの代わりに入った背番号19番のChristopher Ikonomidisが味方DFからの一本のパスで相手DFの裏を抜け、そのボールを相手GKがファンブルし、そこを見逃さず無人のゴールへボールを蹴り込んだ。グローリーは3点目を記録。その後もボールのポゼッションは引き続きAdelaide。試合中、監督のTony Popovicが選手に怒りを露にしていたが、Adelaideの決定力不足に助けられ、グローリーはクリーンシートで試合を終えた。ホームとアウェイ含めて今シーズン最多の11,168人の観客にとって一様に満足した試合観戦となっただろう。
 


(写真)敗戦の悔しさをにじませるAdelaide UnitedのGertjan Verbeek監督。
 
 

〈ホームゲーム会場〉
HBF Park
住所:310 Pier St. Perth
〈アクセス方法〉
パース駅からArmadale線、Midland線、Thornlie線のいずれかの電車に乗り、2駅目のClaisebrook駅で下車。徒歩5分。

このページは Perth Glory FC を応援するページです。 パース・グローリーFCの公式ホームページ www.perthglory.com.au


 
 







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