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【パースエクスプレス・マガジン】スペシャル・インタビュー 日本にルーツをもち 日本のサッカーに影響を受ける

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パースに本拠地を置く、プロサッカーチームのパースグローリー。グローリーには日本人の母をもつ背番号1のゴールキーパー、Tando Velaphi選手と、日本人の祖母をもつ背番号3のディフェンダー、Jason Davidson選手がいる。3月30日に日本人Aリーガー、メルボルンビクトリーの本田圭佑選手と対戦する両選手に練習後、話を伺った。
 
情報提供・取材協力:Perth Glory / インタビュー日:2019年2月27日
 
 

背番号1 ゴールキーパー

Tando Velaphi / ベラピ 丹道

 

 

■2016年と2017年のシーズンは日本のJリーグ、湘南ベルマーレに在籍していましたね。当時、Aリーグのメルボルンシティでプレーしていましたが、オファーが届いた時はどう思いましたか?
 
「メルボルンシティではあまり試合に出られていなかったので、オファーが届いた時はクラブには受け入れたいと伝えました。自分にとって日本でプレーすることは選手としてレベルアップのチャンスだと思い、またJリーグはアジアの中でもトップリーグで、そのリーグでプレーできることは自分のキャリアにとって大切なことだと思ったからです。自分の母親が日本人ということも移籍を後押ししたと思います。母親の国のチームに所属してプレーすることは初めてでしたが、自分にとってあのタイミングでの移籍は全てにおいて良かったと思っています」
 


 
■2016年以前に日本でプレーしたことはありましたか?
 
「2008年にオーストラリアのオリンピック代表チームで日本に行き、神戸で親善試合を一度だけ。もちろん、その時はオーストラリアチームの一員としてプレーしました」
 


 
■サッカー以外に日本での思い出は?
 
「いっぱいあり過ぎて…。そうですね、一番は2016年6月に息子が日本で生まれたことですね」
 


 
■3月30日はホームでメルボルンビクトリー戦ですね。ビクトリーには元日本代表の本田圭佑選手がいますが、今まで同じピッチに立ってプレーしたことはありますか?また、本田選手の印象は?
 

「いいえ、ないと思います。2008年の北京オリンピックの時はお互い北京にいたと思いますが、グループリーグが違ったので同じピッチには立っていませんね。印象は…、本田選手はスーパースターですね。日本でプレーした経験があるから思うのですが、日本人の中に本田選手のことを少し過小評価している人がいると思いました。多くを期待しすぎて、本当の本田選手への評価と少しずれが生じているような気がしました。ヨーロッパでの本田選手の経歴は輝かしいものです。あの経歴を見れば、スーパースターでしょうね」
 


 

 

■今シーズンが始まる前、マレーシア・キャンプでの練習試合で大けがを負っていますね。完治はしているんですか?
 
「正直、今こうしてプレーができていることはラッキーだと思っています。特に目に関しては焦点が定まらない期間が長かったので、時間をかけてゆっくり直しました。ただ、サッカーではどんなことも起こり得るので、けがをして復帰した時に今まで以上に精神面では強くなっているように、といつも心がけています」
 


 
■今シーズンはセカンドGKでベンチにいる時間が長くなっていますが、その状況でもどうやって自分のモチベーションを維持しているんですか?
 
「どんなスポーツでもそうですが、特にサッカーのGKは次の瞬間に何が起こるか分からないポジションです。だから、いつでも直ぐにプレーができるように準備をしておくことが最も大切なことになります。そして、もし自分がプレーする時がきたら100%でプレーする。機会があれば、全力でプレーする。そう決めています。プロの世界ではよくあることですが、みんなプレーしたいけど、そういうわけにはいかない。だから、万全な準備をして、機会が与えられたら全力でプレーする、それだけです」
 


 
■最後に今シーズンの目標を教えて下さい。
 
「現時点でチームは好調なので、引き続き自分ができることでチームに貢献したいと思っています。ファイナルシリーズでチャンピンを勝ち取ることはもちろん目標ですが、まずは目の前の一試合一試合を大切に戦っていきたいと思っています。個人的にはいつでもプレーできるように準備を怠らないでいようと思ていますが、パースグローリーは自分のホームタウンのチームなので、是非ともこのチャンスにチャンピオンになって、グローリーを栄光(Glory)で輝かせたいですね!」
 

Tando Velaphi / ベラピ丹道
背番号1、ゴールキーパー。1987年4月17日生まれ、186cm/75kg。前所属チームはWellington Phoenix(Aリーグ)。元U23オーストラリア代表。2016年から2シーズン、Jリーグの湘南ベルマーレに在籍。2013年以来、2度目のパースグローリーとの契約。パース生まれのパース育ちで、日本人の母をもつ。

 
 

背番号3 ディフェンダー

Jason Davidson / ジェイソン・デビッドソン

 

 

■2005年から日本の東京にある成立学園高等学校へ留学し、プレーしていますね。そうなった経緯を教えて頂けますか?そして、日本で一番大変だったことは?
 
「当時、サッカーの大会が日本で開催され、そこで自分のプレーが成立学園の方の目にとまったんです。そして、奨学制度を使って成立学園へ留学することになりました。大変だったことは、日本語ですね。子どもの頃、家の中で父(※)は全く日本語を話していませんでしたので、日本へ行くと決めた時は、大きな挑戦になると思いました。最初の6ヶ月はいろいろと苦労しましたが、平仮名とカタカナ、会話は問題なかったです。ただ、漢字は難しかった(笑)」

※父のAlan Davidson氏は日本人の母を持ち、サッカーオーストラリア代表として1980年代に活躍した選手でもある。
 


 

■日本に行ったことが今となっては良い選択だったと思いますか?

「きっかけになったその日本での大会で滞在した2週間に、サッカーをする環境、基本的な施設やスタジアムの設備、ソフト面でもJリーグや大学などのユース用のプログラムなど、充実していたことを肌で感じました。2002年の日韓W杯を経験したからかもしれませんね。オーストラリアに戻り、すぐに父に“日本でプレーしたい”と伝えると、ひとつ返事で了解を得ました。実際に日本でのサッカーは自分を大きく成長させてくれたと思います」
 


 
■高校時代の日本滞在からその後、どのぐらいの頻度で日本には行かれましたか?

「実は、2回だけです。1回目は、2014年の『キリンチャレンジカップ』でオーストラリア代表チームの一員として。自分にとって日本は大好きな国で、妻や子どもたちと一緒に近々また行きたいと思っています」
 


 
■サッカー以外の日本での思い出は?

「祖母が広島の人ですが、広島にいる日本の親戚と会って、広島の歴史遺産を見学したことですね。第二次大戦後、祖母が海軍の祖父と出会ったのも広島で、自分のルーツは広島にあるので、広島の思い出が一番強いですね」
 


 

■3月30日はホームでメルボルンビクトリー戦ですね。ビクトリーには元日本代表の本田圭佑選手がいますが、今まで同じピッチに立ってプレーしたことはありますか?また、本田選手の印象は?

「今シーズンのAリーグで2試合、アウェイ戦で戦っています。それ以外は2014年の『キリンチャレンジカップ』ですが、自分はベンチだったので同じピッチには立っていません。本田選手の印象は、素晴らしい選手ですね。ボールへのファーストタッチも世界トップクラスですね。世界に出た日本人選手の中でもベストプレイヤーの一人だと思います」
 


 

 
■今までポルトガル、オランダ、イングランド、クロアチア、スロベニアといったいろいろな国でプレーしてきていますが、今回のオーストラリアのAリーグでのプレーは、自身にとって初めてになりますね。なぜ、Aリーグで、かつその中でもパースグローリーと契約を結んだのですか?

「一言でいえば、監督です。実際、ヨーロッパに残ってプレーしたかったのですが、Popovic監督とクラブの方向性に共感したのでオーストラリアに戻ってきました。今は、その選択は正しかったと思っています」
 


 
■最後に、現時点(インタビュー:2月27日)では全20試合に出場し、2ゴールで4アシストを記録していますね。自分への評価は?そして、今シーズン通して、その後の目標は何ですか?

「まだまだです。シーズンの目標は5ゴール、5アシストなので、引き続き頑張ります。高校生の時、日本で“努力し続ける。不可能はない”ということを学びました。目標に向かって一生懸命頑張るだけです。その先の目標はリーグ優勝、ファイナルでチャンピオンになること。そして、オーストラリア代表に呼び戻されること。将来は、もしかしたらヨーロッパに戻るかもしれませんが、チャンスがあればJリーグでもプレーしたいですね」
 

Jason Davidson / ジェイソン・デビッドソン
背番号3、ディフェンダー。1991年6月29日生まれ、180cm/72kg。前所属チームはNKオリンピア・リュブリャナ(スロベニア)。元オーストラリア代表で2014年W杯出場、15年アジアカップ優勝メンバー。高校時代は日本にサッカー留学。父方の祖母が日本人で、父は同じくサッカー元オーストラリア代表選手。
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