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パースエクスプレスVol.170 2012年3月号

●「“また来たい”と思わせるお店作りを心掛ける」 松本 昇さんのある日
日本で展開中のカフェと業務提携を結び、昨年の12月にパースでお店をオープンした松本さん。もともと、カフェで過ごす落ち着いた、そして楽しい時間が大好きで、コーヒーは1日3〜4杯は飲むという。カフェをオープンさせる構想は、今から約3年前に遡る。その際にはパースのカフェを50軒以上回り、リサーチもした。日本にいた頃、その提携先のカフェには幾度となく通っていたが、そのお店の売りでもあるサンドイッチをパースのローカルの人たちにどのように受け入れさせるか、チャレンジでもあった。「オーストラリア人にとって、サンドイッチはあくまでも売店の軽食に過ぎず、そのサンドイッチをどこまで食べてもらえるかは、今でも挑戦です」と話す松本さんの1日を紹介します。
正木 一則さん
松本 昇さん
(まつもと のぼる)
40歳

社用車で出勤
7:30am
車で出勤する松本さん。お店は、ラッキーセブンと大安にあやかり、12月7日の大安、午前7時にオープンさせた。
仕事の進行状況を会社の社長に説明する正木さん
7:45am
お店のオープン準備をする。開店以来、試行錯誤を繰り返し、何度もメニューを変更した。サンドイッチだけではなく、バーガー、パンケーキ、そしてケーキとメニューを増やし、日本の提携店にはないものも提供している。

エンジニアが設計した図面
11:00am
レジカウンターから注文を受ける。「お客様100人に全く同じサービスで接客しても、100人みんなが喜んで頂けるとは限らないですよね。でも、行き届いたサービスは常に心掛けています」と話す松本さん。
確認作業をする正木さん
忙しい時はキッチンも手伝う。「日本人のお客様には“懐かしい”。ローカルのお客様には“今まで食べたことのない味”、と喜ばれます。そんなリアクションが聞けた時は、嬉しいですね」