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パースエクスプレスVol.148 2010年5月号

●オーストラリアで歯科技工士を目指す 作石 沙織さんのある日
「海外で何かしたい」と思い、今から約5年前にパースに来た作石さん。そこで出会ったのが、スキューバ・ダイビング。渡豪してから始めたそのスキューバ・ダイビングは、2年間でインストラクターになるまで上り詰めたが、ビザの期限のためインストラクターの仕事を断念しなければならなかった。しかし、「好きなオーストラリアにいるためには…」と考えた時、「手に職を付けよう」と方向転換する。留学エージェントの薦めも受けて、今度は、歯科技工士になるためのコースに出会った。将来は歯科技工士としてオーストラリアで生活することを目指す、そんな作石さんのある日を紹介します。

作石 沙織さん
(さくいし さおり)
24歳

6:40am
朝起きて、目覚めのコーヒーで1日は始まる。
10:30am
5月末の実技試験に向けて、今日の授業は各自での実習。午前中の授業では、入れ歯の歯茎への義歯のセットアップを練習する作石さん。「手先が器用だから出来も良くなる、とは限りません。例えば、ベテランの男性の先生が数十分で終えてしまう作業を、私たちはまだ2〜3時間も掛かるんです」

12:00pm
ランチタイム。クラスには約70人ほどの生徒がいるが、日本人は作石さんだけ。
自身のツールキットで作られた自作の入れ歯やマウスガード。
2:00pm
午後の実習は機械を使い、入れ歯の歯茎の部分を滑らかにする。「自分なりに上手にできて、先生にそれを評価してもらえた時はとても嬉しいですね!」