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パースエクスプレスVol.144 2010年1月号

●新技術を用いたミクロの世界で活躍する 室井道人さんのある日
日本で超伝導などの研究開発に携わっていた室井さんは、旅行で訪れたパースが気に入り、約20年前に移住した。その後、西オーストラリア大学理学部の博士課程を修了し、同大学の研究センターで勤務。現在は一般の企業で、『髪の毛の太さの10万分の1の大きさ』ほどの小さな粒子を製造・加工する技術を用いて、機能性と安全性に優れたサンスクリーン用の酸化亜鉛の改良などに携わっている。生活に役立つ新素材の研究開発に取り組み、また趣味のマラソンでパースの環境を満喫している室井さんのある日を紹介します!

室井 道人さん
(むろい みちひと)
51歳

7:20am
朝食後、愛犬のヌガーと散歩。

なんと室井さんは、過去に日本のマラソン大会でも数々の賞を受賞、記録を樹立している。
7:50am
その日の天候や気分で自宅から約11キロ先にある会社まで、片道約1時間かけてランニングで通っているそう。今日はランニングで出勤。

9:00am
出社してシャワーを浴びた後、仕事開始。まずは、社内外とのメールのやりとり。
11:00am
製品開発のスーパーバイザーとして、若手研究者への指導を行なう。「研究者として、自分で考え、解釈し、別の方法も考案できるようになって欲しいですね」と室井さん。