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パースエクスプレスVol.236 2017年9月号

●「オーストラリアでギターリストとして音楽活動を続けたい」浪花光樹さんのある日

兄の影響で小学校4年生頃から洋楽を聞き、中学2年生の時、親にエレキギターを買ってもらった。中学3年生の時にライブを行い、高校生の時にはライブハウスで演奏していた。大学卒業後、ウェブデザイナーとして仕事をするも、ウェブサイトが自分の音楽に、パソコン環境が作曲活動に何か役立つのではないかと思いその職に就いた。仕事と平行しながら音楽活動を続けていた浪花さんだが、気になるバンドをYoutubeで見つける。そのバンドはメルボルンの出身だった。ほとんど洋楽しか聞かない浪花さんにとって英語はかねてから興味があり、そして気になるバンドの出身国へ足は自然と向いていた。「今はオーストラリアで音楽活動をしたいと考えています」と話す浪花さんの一日を紹介します。
浪花 光樹さん
浪花 光樹

(なにわ こうき)

27歳

車
9:00 am
いろいろな出会いや文化交流のためにホステルに滞在している浪花さん。「人との出会いは作曲のインスピレーションにもなります」朝食は、宿泊先で知り合ったドイツ人のバックパッカーと一緒に摂る。
朝サーフィン
10:00 am
バスキング前にギターの練習をする浪花さん。「日本のライブは演奏を見せる発表会のようですが、オーストラリアは場所にもよりますが、パブなどではお酒を飲みながら聞きたい人は聞くというスタイルです。自分にとっては、そのオーストラリアのスタイルが合っていて、できればこれからそういった場所での演奏の機会を増やしていければと考えています」

波乗り
00:00 pm
パースのモール内でバスキングをする。演奏相手はインターネットを介して見つけた。「オーストラリアはバスキング文化が浸透しています。演奏相手を見つけるのも自分の音楽性と近い人がいれば、そう難しいことではありません」と話す浪花さん。この演奏相手とは、知人の誕生日会で演奏依頼を受け、一緒に演奏をしたことがある。

波乗り
3:00 pm
ホステルの宿泊客とギターでジャムセッションを行う。「今の自分の英語はネイティブではないので限界がありますが、音楽には限界がないので、気が付けば5、6時間セッションをしている時もあります」

車
6:30 pm
食事は体のことも考え、なるべく作るようにしている。
朝サーフィン
7:00 pm
共有ルームで友達になった宿泊客みんなと一緒に夕食。「シェアハウスでもいいんですが、自分の場合、部屋に閉じこもってしまいそうなので、あえてホステルでの生活を選んでいます。自分には向いているようで、毎日が楽しいです」

車
8:00 pm
日本からグラフィックデザインの仕事を受注。インターネットを使ってやり取りしながら、制作したデザインを納品する浪花さん。
朝サーフィン
10:00 pm
仲良くなり、友達になったホステルの宿泊客と近くのバーへ。リラックスできるひと時を過ごす。「これからもっとバスキングの回数や、パブやパーティ、ナイトクラブで演奏機会を増やしていき、オーストラリアでの音楽活動の幅を広げようと思っています。そして、将来は英語圏で音楽と一緒に生活ができれば良いなと考えています」と話す浪花さんの1日でした。