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パースエクスプレスVol.233 2017年6月号

●「ワインでオーストラリアと日本を繋げたい」本 輝咲さんのある日

“パースの“カフェ&バー”店でワインコーディネーターとして働く本さん。8年前にパースに語学留学で訪れた際のワインとの出会いが、将来への新たなビジョンを与えてくれた。留学を終え日本に帰国し、オーストラリアワインを口にした時、そのビジョンが確信へと繋がる。日本でワインについて学び、そしてオーストラリアに戻り、パースでもワインを学んで資格を取得した。日本では、TVリポーターやイベントMCを務めていた。「話すことが仕事だったので、そのコミュニケーションのノウハウを活かして、皆さんに豪州ワインの魅力を伝えていきたいです」と話す本さん。その活動の一歩となるワインイベントのゲスト講師を務めた本さんの一日を紹介します。
本 輝咲さん 28歳さん
本 輝咲さん 28歳さん

(もと きさき)

28歳

車
6:00 am
外はまだ真っ暗。パース・コンベンション・アンド・エキシビジョン・センターに隣接するお店へ出勤する本さん。
朝サーフィン
6:30 am
お店のホールスタッフとしても働く本さんは、同僚とその日の“コーヒー・テイスティング”を行う。「ワインと同じようにコーヒーも自然の産物、大地の恵みなので、同じコーヒー豆でも保存状態やその日の天候で味が変わるんです」

車
1:00pm
ワインの在庫管理やお店のワインリストを作成する。仕入先と連絡を取り、リストはこまめにアップデートする。この日は、イベントのためのワインも準備する。
朝サーフィン
3:00pm
イベント用のテーブルセッティングをする本さん。今回のイベントは、パースで開かれている「パース女子会」の3回目“ワインを楽しむ会”。本さんのお店で開催し、そのイベントのプレゼンター兼講師を務める本さん。

車
5:30pm
イベントで提供するワイン。「8年前、留学を終えて日本で飲んだオーストラリアワインが、パースで飲んだワインと全然違ったんです。パースで飲んだワインは本当に美味しかったのに“なぜ”が頭から離れず、この道に進もうと思いました」と語る本さん。
朝サーフィン
6:30pm
全16名のイベント参加者にワインについて、原料となるぶどうの種類、テイスティングや自分の好みの味を見つける方法が本さんより説明された。

車
8:30pm
イベントの目的は「“パースに住む日本人女性にもっと西豪州産ワインを知ってもらい、パースライフを楽しんでもらいたい!”でした」と話す本さん。また「レストランで自分の飲みたいワインを選べるようになってほしい」といった願いも込められていた。
朝サーフィン
9:00pm
イベントも終盤に差し掛かり、「“ワインが飲めなかったのに飲めた”という人もいらっしゃって、効果があったのかと思うと嬉しかったですね」と。

波乗り
10:30 am
帰宅後、ほっと一息つきながら自宅でワインを飲む本さん。「日本を離れパースに住むと決め、パースで自分ができる事を見つけたい。それが、ワインだったんです。これからも西豪州のワインの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたいと思っています。『Kisa’s Wine Tasting』というワインティスティング・レッスンをパース市内で定期的に開催します。ワインでパースと日本を繋げられたらと思っています」と話す本さんの1日でした。