Japan Australia Information Link Media パースエクスプレス

パースエクスプレスVol.212 2015年9月号

●「シェフの技術を身に付けたい」
森下 菜美子さんのある日

10代半ばに務めていたライブハウス、住み込みで働いた北海道、沖縄でアルバイトした飲食店、渡豪後に西オーストラリア州南西の町、アルバニーで過ごした日々、現在働いている日本食レストランやシェアハウスの人たちなど、その土地、その土地で出会ってきた人に感謝し、「今まで本当に良い人と出会えた。本当にラッキーでした」と話す森下さん。日本とは違い、ルールはあるけど、ゴールや結果までのプロセスは自分で道筋を立てられるオーストラリアのスタイルが気に入り、調理師になるため、専門学校に通いながら日本食レストランでも仕事をこなす森下さんの1日を紹介します。
川合 譲さん
森下 菜美子さん
(もりした  なみこ)
27歳

食事を摂る森下さん
5:45am
ローカル新聞に目を通し、ニュースをチェックしながら食事を摂る森下さん。
午前中は講義の授業を受け、午後は実習
7:00am
最後に手にしたのは、中学校の卒業証書だった。ゆえに、学ぶからにはきちんと学びたいと思い、前評判も“厳しい”と言われている専門学校に入学した。確かに学ぶことや、やらなければならないことはたくさんあるが、充実したスクールライフを送る。午前中は講義の授業を受け、午後は実習。写真は実習で作った料理。

シェアメートとお茶の時間
3:00pm
一度帰宅し、シェアメートとお茶の時間。シェアメートとは家族ぐるみでのお付き合い。自分で作ったスイーツを振舞う。「お菓子作りはストレス解消にもなるんです!」
“笑顔でお店の人に挨拶する森下さん
4:00pm
調理補助として働く、仕事先の日本食レストランへ。笑顔でお店の人に挨拶する森下さん。

予約状況を確認
4:30pm
ディナーの営業のための仕込みをする。「肉や魚のさばき方や出汁のとり方といった日本食の基本も学べるので、自分にとってとてもいい環境で仕事をさせて頂いています」
ヘッドシェフからも指導を受ける
4:45pm
ヘッドシェフからも指導を受ける。


「仕事が好きです」と話す森下さん
5:30pm
「仕事が好きです」と話す森下さん。営業が始まり、忙しい時間が流れるも、笑顔は絶えない。
肌のケアを行なう
11:00pm
専門学校での講義、実習、課題、そして日本食レストランの仕事と忙しくするも、就寝前は机に向かう。ただ、それでも「3食、食べられることが大切。3回、食事ができるということは、健康で、生活するお金もあり、時間もあるということ。3食は、しっかり食べるようにしています。それと、今はしっかりと料理を学び、その後は手に職を付け、世界のどこででも働ける技術を身につけたいです」と話す森下さんの1日でした。