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パースエクスプレスVol.203 2014年12月号

●「マーガレットリバーでサーフィンをする」吉川 康介さんのある日

日本でもサーフィンは生活の一部だった。そして、サーフィンのためにオーストラリアに来た。オーストラリアにおけるサーフィンのメッカを、QLD州ゴールドコーストのサーファーズパラダイスと位置付ける多くの日本人サーファーの中でも、「自分はWA州のマーガレットリバー」と話す吉川さん。先輩が新調してくれたサーフボードをゴールドコーストで受け取り、パースへ。その後、インドネシアのバリ、ゴールドコーストに戻って、サーフィンを中心に拠点を変えながら、現在はまたパースへ。日本で就いていた物流関連の仕事の経験を活かして、今は運送業で働きながら「2015年はマーガレットリバーで生活しながらサーフィンを楽しみたいですね」と話す吉川さんの1日を紹介します。
吉川 康介さん
吉川 康介さん
(よしかわ こうすけ)
29歳

日本で仕事をしながら始めたサーフィン
日本で仕事をしながら始めたサーフィン。スポーツを越えた奥の深さにのめり込み、仕事を辞め、サーフィンのため渡豪した。写真は、日本を発つ空港で。
オーストラリア在住の先輩に作ってもらったサーフボード
オーストラリア在住の先輩に作ってもらったサーフボードと。日本でも生活の一部だったサーフィンが、所変わり、オーストラリアへとなった。

マーガレットリバーのあるWA州パースへ移る
当初の目的地だったマーガレットリバーのあるWA州パースへ移る。語学学校に通いながら、近郊の海でサーフィンを楽しむも、パースから車で約3時間のマーガレットリバーへは、なかなか足を向けられなかった。
ワーキングホリデー2年目のビザ取得のため、WWOOFを利用
ワーキングホリデー2年目のビザ取得のため、WWOOF(Willing Workers On Organic Farms/有機農場で働きたい人へ農業体験や交流を図るNGO)を利用して、ゴールドコーストに更に移動する。その移動を利用して、インドネシアのバリに寄ってサーフィンに没頭した。

ベジタリアン・ファミリーとの出会い
ゴールドコーストでのWWOOFで、大きな転機を迎える。それは、ベジタリアン・ファミリーとの出会いだった。そのファミリーの影響を受け、自身も野菜中心の食生活へと変わり、ベジタリアンへとなった。吉川さんの場合、動物愛護、地球環境保全、そして健康や栄養面への配慮が主な理由だった。 ベジタリアン・ファミリーとの出会い
念願のマーガレットリバーへ
ワーキングホリデービザでの滞在を延ばし、パースに戻った吉川さんは、念願のマーガレットリバーへ。ただ、滞在期間が短かったため、サーフィンに費やした時間は満足に程遠かった。次は、"生活の一部としてサーフィンをしよう"と誓う。


「吉川さんの1日」

キューブ Cube
8:30am
朝のミーティング後、車で集荷先へ向かう。
キューブ Cube
10:00am
上司と共に荷物をトラックに運び込む。「“ドア・ツー・ドア”と簡単に言いますが、特に海外から海外への場合は、人間、乗り物、お金、法律などいろいろなことが関わってきます。そんな複雑な状況の中でも、お客さんの元に荷物が届いた時の達成感は、この仕事のやりがいです」と話す吉川さん。

キューブ Cube
2:00pm
集荷した荷物を会社の倉庫でコンテナに入れ替える。
ホームステイ先の家族と一緒に
7:00pm
ホームステイ先の家族と一緒に。ホストマザーの作る野菜中心の食事を摂る吉川さん。現在は仕事の合間をみて、パース近郊の海でサーフィンをしているが、仕事をまっとうした後に、2015年は居住先をマーガレットリバーに変え、とことんサーフィンを楽しもうとも考えている。「いろいろと話は聞きますが、自分で体験して、感じてみなければ納得できない性格なので。マーガレットリバーで生活しながらサーフィンする環境への変化を、今は楽しみに待っています」と話す吉川さんさんの1日でした。