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パースエクスプレスVol.201 2014年10月号

●「ウェディングを通してパースを多くの人に知ってもらいたい」 阿部 紀子さんのある日

“人生の門出”ともなるウェディングの仕事は大きな責任も伴うが、「おめでたいことに関われる光栄な仕事」と話す阿部さん。接客にてお客さんのリクエストに応えていた日本での職務経験を活かし、現在はコーディネータとして、そして介添人としてウェディングをサポートする。お客さんはパースというロケーションを選んでウェディングを挙げに来ているため、挙式だけではなくパーティや旅行の手配を通して、パースの魅力も同時に伝える。「特に、新郎新婦の幸せそうな顔や、家族やゲストの嬉しそうな顔を見ることができた時はこの仕事へのやりがいを感じます」と話す阿部さんの1日を紹介します。
平松 顕久さん
阿部 紀子さん
(あべ のりこ)
33歳

本日行なわれるウェディングの行程をもう一度確認
8:40am
オフィスに本日行なわれるウェディングの行程をもう一度確認するため出社する。
事前に用意できることはどんな細かいことでもする
8:50am
「時々、お客様の期待とオーストラリアのサービス基準がずれることもあります。そんなギャップを埋める時は大変と感じることもありますね」と話す阿部さん。事前に用意できることはどんな細かいことでもする。

ホテルに到着後、ウェディングの準備に取り掛かる
10:40am
ホテルに到着後、ウェディングの準備に取り掛かる。「お客様に喜んでもらうことが一番ですが、起こり得るトラブルをいかに回避して、滞りなく一日のスケジュールを進行させるかということも大切なことの一つです」と阿部さん。そのための準備は怠らない。
挙式のリハーサルが開始
挙式のリハーサルが開始。

新郎新婦や家族、ゲストの皆さんに届くよう、心を込めて言うようにしています
挙式が始まり、牧師の言葉の後に続いて日本語訳を復唱する。「毎回、新郎新婦や家族、ゲストの皆さんに届くよう、心を込めて言うようにしています。もちろん、かまないようにするのは最低限ですけどね(笑)」
1日の行程をスムーズに進行させる
ウェディングに関わるリムジンの運転手、カメラマンとも連携を取りながら、1日の行程をスムーズに進行させる。

挙式後のフォトツアー
ウェディングも終盤に差し掛かった挙式後のフォトツアー。「参列者以外、特に新郎新婦にとってウェディングは初めての人がほとんどですので、写真撮影の時もおススメのポーズなどを自分が先頭に立って示すように案内しています」
ウェディングが滞りなくお開きとなり、新郎新婦とホテルへ
ウェディングが滞りなくお開きとなり、新郎新婦とホテルへ。「毎回、この時にやっと“ホッと”できます。何もトラブルなく、そしてみなさんが楽しまれた姿を見られたことで自分も嬉しく思います」と話す阿部さん。

オフィスに帰社して、レンタルの衣装を片付ける
4:15pm
オフィスに帰社して、レンタルの衣装を片付ける。
帰宅後、シェアメートたちと夕食
6:00pm
帰宅後、シェアメートたちと夕食。リラックスできる瞬間だ。海外ウェディングの中でもパースをロケーションとして選んで来るお客さんのため、パースについても案内できるよう、情報収集には余念がない。「例えば、パースのイベントやフェスティバル、新しいお店やレストランなどのアップデートな情報を得て、提供できるようにしています。そして、そのパースで幸せなウェディングを1組でも多くの方が挙げられるお手伝いができればと思っています」と話す阿部さんの1日でした。