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パースエクスプレスVol.188 2013年9月号

●「日・米・豪の経験を活かす」 田中 伸吾さんのある日

日本で寿司職人として働いた後、アメリカへ。アメリカでは、大手回転寿司店にて同じく寿司職人として腕を揮った。日本帰国後、オーストラリアに回転寿司を最初に持ち込んだとされる在パースのレストラン・グループで、今までの経験を活かし、自分の力を試したく、就職した。当初は、アメリカとオーストラリアでの食材の違いや、お客さんに提供するお寿司のスタイルまでも異なるゆえ、戸惑いを覚えたが、「お客さん、特に日本人の方に喜んでもらえるお寿司が出せれば、オーストラリア人も必ず“美味しい”と感じてくれるはずです」と話す田中さんの1日を紹介します。
田中 伸吾さん
田中 伸吾さん
(たなか しんご)
29歳

ジムで汗を流す
7:00 am
出勤前に、ジムで汗を流す。
寿司職人として働く田中さん
9:00 am
パースでも回転寿司店の寿司職人として働く田中さん。開店前の仕込みでサーモンを捌く。「アメリカで勤務している時は、1日6、7本のサーモンを捌いていました」

レーンに並ぶお寿司を確認しつつカウンター内の衛生面も再度チェック
11:30 am
開店直前にレーンに並ぶお寿司を確認しつつ、カウンター内の衛生面も再度チェックする。そして、他スタッフとコミュニケーションを取りながら、ランチ開店を店頭で待つお客さんを招き入れる。
ディナー開店の準備を進める 5:00 pm
2013年4月にオープンしたばかりの姉妹店に移動して、ディナー開店の準備を進める。アメリカでの経験は、ここでも活きる。「一度だけ、アメリカで“分からないだろう”と思い、手を抜いてお客さんにサービスしたことがありました。その時、アメリカ人のそのお客さんに物凄く怒られて…。自分が甘かったです。それ以来、当たり前ですが、お客さんが誰であろうとも手を抜くことは一切しない、そう決めています」と話す田中さん。