ビール雑記帳
ビールのことならこのページにおまかせ。 「へぇ〜」とうなずく知識から役に立つ情報まで、 ビールのエトセトラを教えるぞ!


 
 ビールの歴史
 
ビールに関する1番古い記録は紀元前3000年頃。世界最古の文明が興ったメソポタミアのシュメール人が残したとされる『モニュマン・ブルー』の中に、ビール作りの方法が書かれてある。それによると、当時のビールは、乾燥させた麦の粉を使ってパンにし、それを砕いたものに水を加えて自然発酵させてできたものだったよう。「液体のパン」と呼ばれるほど栄養価が高いビール。また、記録として残っている以外にも色々な説があり、それ以前からビールがあったというのが有力となっている。

 
 ビールの種類
ビールは大きく分けて下面発酵ビールと上面発酵ビールがある。これはそのビールの製造過程における酵素の働きによって分けられているのだ。
 
 ビールの製造過程
モルトを作ったり、発酵させたり寝かせたりと、ビールができるまでには手間暇がじっくりかけられる。ビール純粋令のあるドイツは別として、副原料も日本ならお米が使われたりコーンスターチが使われたりと、美味しさを追求。ここでは、一般的な「ビールができるまで」を簡単に説明しよう。

 
 州で違うビールの頼み方
 
ビール好きなオージーは、ビールを入れるグラスだって色々。各州での呼び名も色々。ここではグラスの種類と名前を紹介。これを覚えて、オーストラリアのどこのパブでも気軽に1杯!といこう。

 
 ビール摂取マナー
 
ビールを飲むならもう大人。大人だったらルールはちゃんと守らないとね!西オーストラリアでは飲酒に関する健康面、法律面でもしっかりルールが決められている。ルールを守って楽しいお酒ライフを!

Standard Drink
オーストラリアではアルコールに関して「Standard Drink」という基準がある。1 Standard Drinkは10gのアルコールを含んでいる飲料で、いわゆる適量の目安となる。例えば缶ビール(375ml、アルコール度数3〜4%)は、1と換算され、男性・女性で体に害を及ぼさない飲酒量がStandard Drinkの数で表わされる。詳しくは、www.dao.health.wa.gov.auで。
また、西オーストラリアでは血液中のアルコール度数(BAC:Blood Alcohol Concentration)0.05%未満での運転は合法(運転初心者は0.02%)。BAC 0.05%は、男性では始めの1時間は2杯まで、その後1時間ごとに1杯とされている。しかし、血中濃度は年齢や体重、体調など条件によって変わり、あくまでも基準。飲みすぎに注意し、楽しく節度ある飲酒を心がけよう。

 
ビール消費量ランキング
世界では一体どれくらいビールが飲まれているの? 気になる数字をランキングでチェック!

■国別1人当たりビール消費量
(2003年:カッコ内は1人当たりの平均消費量・リットル)
1位 チェコ(158.9)
2位 アイルランド(135.7)
3位 ドイツ(117.7)
4位 オーストリア(111.1)
5位 イギリス(101.5)
    :
11位 オーストラリア(83.4)
     :
30位 日本(50.9)

■国別ビール消費量
(2003年:カッコ内は総消費量・万キロリットル)
1位 中国(2499.5)
2位 アメリカ(2372.2)
3位 ドイツ(969.5)
4位 ブラジル(822.0)
5位 ロシア(767.0)
6位 日本(649.7)
    :
17位 オーストラリア(166.8)




ビールと発泡酒の違い

日本で人気の「発泡酒」。だけど、ビールと発泡酒の違いはというと、実はあまり知られていない。日本の酒税法によると、全原料のうち、麦芽の比率が67%以上を占めるものがビール、67%に満たないものを発泡酒というとのこと。麦芽の比率によってかけられる課税額が変わり、現在日本で飲まれているほとんどの発泡酒が、課税が1番低い麦芽比率25%未満のものだとか。ただ、これは日本でのお話で、国によっては67%に満たない麦芽比率のものもビールと呼ぶところがある。
ビール瓶に色がついているのは?
ビールは光に弱く、光が当たると“日光臭”という匂いがついてしまい、濁ったり味が低下してしまう原因となる。それを防ぐため、ほとんどが光が通りにくい茶色や緑色をした瓶に入れられているのだ。メキシコの有名なコロナビールはその日光臭も含めて現地の人に飲まれていたが、観光客の嗜好によって臭いを消すためにライムを入れることが考案されたんだとか。


手作りビールキット
パブやリカーショップで売られている、既製のビールもいいけれど、たまには自分で作った出来たてビールを飲んでみたいと思った人、ビールは自分でも作れるって知ってた?スーパーマーケットには「手作りビールキット」なるものが販売されていて、自宅でも気軽に簡単にビールを作れるのだ。各メーカーからドラフトやエールなど様々な種類のビールが売り出されているので、自分の好みに合ったビール作りを試してみては?

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