ジングルベール・ジングルベール♪街を流れるクリスマスソング、あちこちで見かける クリスマスツリー。クリスマス一色な街並みに、心ウキウキ!ワクワク! そんな気持ちは世界共通なのかな?それとも日本人だけ?オージーにとってクリスマスって?

 
クリスマスは、キリストの誕生を祝う「celebration」。家族や親戚と一緒に過ごす、1年に1度のとっても大切な日なのだ。過ごし方はそれぞれで、持ち寄った料理でパーティーというのが一般的みたい。ビーチでクリスマス!プールに入って乾杯!って家族もいたりして、これぞ真夏のクリスマス!
キリスト教の人は別として、‘イベントの一つ’って感じの日本のクリスマス。もちろん主役は子供達や家族のようだが、近年、カップルが彼らを抜いて主役の座に踊り出ている?!この日を1人で過ごしたくないがために恋人と別れたくても我慢したり、秋頃に恋人探しを始める人もいるとか。

 
クリスマスプレゼントはツリーの下に。昔はそのもらったプレゼントをボクシングデーに開けていたけど、最近では25日に開けちゃうトコも多いとか。子供のいる家では、子供達へのプレゼントは子供たちが寝静まった後、クリスマスストッキング(Christmas stocking)やクリスマスピロー(Christmas pillow case)の中にこっそり入れておくのだ。子供達が起きるまで大人は我慢。目を覚ました子供達の歓声が、ベッドから起き上がる合図となる。
小さな頃ならいざ知らず、子供のいる人は別として、今の日本、家族にプレゼントってしてるのだろうか?そうなるとクリスマスプレゼントは、彼女・彼氏へって考えられてるようで、雑誌やインターネットの売り文句も“彼女が喜ぶジュエリー特集”“これで決まり!おしゃれペアウォッチ”。値段が愛に直結する現代のしっかりもの達。エ○メス、グッ○・・・ブランド物のプレゼントが恋人達の間を行き交う。ヘイ!そこに愛はあるのかい?

 
クリスマスには、伝統的クリスマス料理を食べる。代々受け継がれてきた秘伝のレシピでできあがったローストターキー、クリスマスプディング、フルーツミンスパイなどなど。昼間にはできたて、夜には冷たくしたものを頂く・・・ん〜、Yummy!クリスマスプディングには、シルバーコイン(もしくは5¢コイン)が潜んでいて、それに当たった人はラッキーパーソン!でも、優しいオージーママは、子供達全員にコインが当たるように、こっそり細工しておくとか。
家族で過ごす人は、定番のローストチキンにクリスマスケーキ。恋人と過ごす人は、お洒落なイタリアン、もしくはフレンチ、最近ではエスニックレストランで。“クリスマスにぴったりのレストラン特集”“ロマンチックなクリスマスをお約束。とっておきのホテル紹介”などなど、クリスマスが近づくと見かける見出しの数々。彼氏は予約に一生懸命。そして今年も、ホテルやレストランはホクホクになるのであった。

 
クリスマスツリー クリスマスの主役の一つ、クリスマスツリー。ホームセンターではプラスティックのものはもちろん、本物の木だって買えるのだ。郊外に住んでる人の中には、近くの森から直接切ってくる人もいるとか。飾り付けの済んだツリーは、道路に面した窓際に置かれ、通りすぎる人の目を楽しませてくれる。ちなみに、クリスマスの片付けは通常、クリスマスの12日後(1月6日)に行うそうだ。

イルミネーション パース近郊や、ウエストコーストの海岸沿いでは、クリスマスの1〜2週間前から工夫を凝らして飾り付けられた家々を見ることができる。昼間も十分楽しめるし、夜には美しくライトアップされる。オーストラリアならではの“Decorated House”、ぜひ探してみよう!

クリスマスリース 家の玄関に飾られるクリスマスリース。「輪」を意味するリース(wreath)には、永遠の愛や円満な関係をとの願いが込められている。最近は色んなリースがあるけれど、一般的なものは赤いヒイラギの実と松や月桂樹、もみの木の葉が使われたもの。

クリスマスのイルミネーションがあちこちで見られる。東京の表参道の点灯式はニュースで流れたりすることも。毎年500万人もの人が集まる神戸ルミナリエ。神戸復興の願いを込めて始まったこのイベントは、今ではすっかり恋人達のクリスマス・デートポイント?これを見るのに、この近辺では渋滞が起きるらしい。

 
25、26日はほとんどのお店が閉まってしまう。街を歩く人もまばらな、ガラ〜ンとしたパースシティ。この日のシティは、人間よりもシーガルの数の方が多かったりする。
25日だろうと関係ない。“クリスマス商戦”なる言葉があるように、ここが稼ぎ時なのだ。サンタの格好をしてケーキ売ったり、シャンパン売ったり。街行く人達もクリスマス一色だが、お祭りの一種といった感じ。


This site is developed and maintained by The Perth Express. A.C.N. 058 608 281
Copyright (c) The Perth Express. All Reserved.