約6500年前の縄文時代早期末に、日本に耳飾り(イヤリング)が現れました。昔は、悪魔が人間の体にある穴から進入するといわれていて、それを防ぐために穴のひとつである耳の入口に飾りをつけたのが始まりだとされています。またピアスは、近年流行したように思われていますが、古代のイヤリングは、ほぼすべてがピアス式で、クリップやネジで留める方法は17世紀になってからのことです。縄文時代から弥生時代に入り、ピアスの穴は小さくなっていき、ヒモを通して石を下げていたようです。その素材として、縄文時代は多くが土製、そして石、弥生時代は碧玉や金が使われていました。7世紀に入ると、アクセサリー全般(首飾り、腕飾り、耳飾りなど。かんざしや櫛は除きます)が日本で使用されなくなりました。その後約1000年間、アクセサリーのない時代が続きました。日本でアクセサリーが再び使用されるようになったのは、着物文化から洋服文化へ移行した近代に入ってから、そして庶民レベルにまで浸透し始めたのは戦後の復興後だと言われています。

      

『Skin Penetration Act』という法律に従い、針は毎回新しいものを使用します。その他の器具に関しては、殺菌消毒(Steriliser機使用)し、密封包装されたものを使用し、お客さんの前で開封します。最初は、トレーニングピアス(ファーストピアス)を使用しますが、お店によっては18金、医療用ステンレス、金属アレルギーの人のためにチタン等を扱っているところもあります。

・年齢制限…16才以上(年齢証明持参)。16才未満は親同伴。
・ピアスできない場所…下半身(Perth Piercing Clinicの場合)

      

★回復期間中は、ピアスをつけたまま1日、1〜2回ピアスホールを洗う。ほとんどの人は、朝晩のシャワー時に洗浄している。それ以上は炎症を引き起こす恐れがある。
★洗浄前に、手は 抗菌性の石けんと暖かい水できれいにし、ピアスは決して汚れた手で触らないことが重要。
★まず、ピアスを暖かい水で浸して、濡らした綿棒で固体化した分泌物を取る。絶対に、ピアスホールを爪などでひっかいたりしないこと。
★弱刺激性の液体石鹸(Dettol)少量を水に混ぜ、ピアスを優しくひっぱったり回したりして洗う。洗った後は、流水で完全にすすぐ。
★弱刺激性の入浴用海塩にピアスホールを浸すことは、血液の循環を良くし、回復を速くさせると考えられている。これは、洗浄と違い1日に数回でも大丈夫。入浴用海塩ひとつまみを、不純物を取り除いたお湯(蒸留水など)に溶かして、ピアスホールを数分間つける。
★指定された薬品以外は使用せず、頻繁にピアスをいじらない。
★回復期間中、ファーストピアスは絶対に抜かないこと。万が一、感染症にかかっても、ピアスはそのままにし、ピアッシングの担当者、もしくは医師に相談する。

※安ければ良い、というものではない。値段と商品をよく見比べて、その値段に見合ったものを選ぶこと。
※感染症や伝染症の有無について明記されている健康診断書をスタッフに求められることがある。
※薬品、金属アレルギーがある場合は、ピアッシング担当者やスタッフに申し出ること。
※スタッドガン(ピアッサー)は、耳たぶ専用にデザインされている。他の部分には使用しない。
※アルコール性の消毒液は避ける。皮膚の回復を遅くし、炎症等を引き起こす原因となる。
※ピアスホールが完成(治癒)された場所であっても、友達とピアスを共有しない。
※消毒されていないピアスや、専門スタッフが薦めるもの以外の金属で作られたピアスを使用しない。
※専門スタッフのアドバイスをよく聞き、それに従う。
※問題が発生した場合、すぐにピアッシング担当者、もしくは医師に相談する。
※完全に皮膚が回復するまで、プール等で泳ぐことは避ける。不潔な水は、感染症を引き起こす可能性がある。
※感染症、伝染症の前兆が見えたら、直ちに医師に見せること。膿みがでたり、ピアスが動かなくなるまで放っておかない。
※軽い拒否反応(ピアスをした場所が腫れたり、変色したり、かゆくなったりする)を起こすことがある。
※皮膚の回復期間は個人によって異なる。

     

○耳たぶ(earlobes)4〜6週間
○鼻(nose)8〜12週間
○舌(tongue)4週間
○眉(eyebrow)6〜8週間
○おへそ(navel)4〜6週間
○唇/中央(labret)6〜8週間
○唇/端(lip)6〜8週間


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