こんにちは。“美の魔術師・メルシー森山”です。この間、アメリカ人のヘアドレッサーと話してたんだけど、「日本人にグレーや銀に染めてって注文されるの、昔は困った」ってボヤいてたわ。日本ではシルバーやグレーに髪を染めるのって数年前から流行り始めてたけど、英語じゃ“グレーヘア”って白髪の事だからね。最初はなんで日本人は白髪にしたいのか理解できなかったそうよ。それに、あの銀色ってのは、使う染色薬も独特だからね。そんなのはどうでもいいんだけど、この相談室にも読者のみなさんからたくさんのおバカな失敗談が寄せられてるから、今日はその一部をご披露するわね。

「3センチ切って下さいといったら、お約束のように3センチに切られました。」
メルシー:基本ね。よく確認しなかったアンタが悪いのよ。

「夏のビーチの強い日差しのおかげで、髪がかなり痛んで死んだ様になっていたので、トリートメントをしてもらおうと思ったが英語がわからず…。とりあえず、それだけは伝えようと必死で『マイヘアー、ダイ』と言ったところ、美容師のカッコイイ彼は「オッケー」とニッコリ。その笑顔に安心して、ついぐっすり眠ってしまった2時間後、1週間分の生活費だった150ドルを使い果たし、バサバサの金髪で店の前にボウ然と立ち尽くす私がいた。」
メルシー:大体ね、寝てるってのが間違いなのよ。フツーは鏡みながらさりげなく仕上がりチェックしたりするもんよ?だから日本人はどこでも寝るって言われんのよ。反省しなさい!

「パーマって言葉が最後まで通じずに「カーリー」って言ってやっと解決。お蝶夫人のような見事な縦ロールに仕上げてくれました。とほほ。」
メルシー:ちょっと、アンタなにが悪いのよ?縦ロールは金持ちの象徴よ?あんたごときで出来る資格なんてないのよ。光栄に思いなさい。

「少し茶色くして、カーリーヘアにしてくれと言ったら、全力で『アニー』にされた。」
メルシー:馬鹿ね。髪質をちゃんと説明しないからよ。あんたにはそれぐらいがお似合いね。一生パーティーカツラみたいな髪でいなさい。

「毛先にパーマかけてる俺は、少しサイドの量が減らしたくて『横切ってくれ』って頼んだらバリカンで見事に刈り上げにされた。」
メルシー:あー、もうあんたみたいな単細胞にはピッタリね。大体「横切ってくれ」って注文がどこにあんのよ!?あんたなんかパーマなんてかける資格ないわね。

「ヤな予感はしていたのだが、ド田舎のオヤジのやっているような床屋に入ったら案の定ピッチリと七三にされた俺。」
メルシー:あんた、それワザとじゃないの?予想してたんでしょ?ホントは七三にしてほしかったんじゃないの?あんたの人生も七三で上等よ!!七三人生よ!!!

ということで、今月はクズばっかり紹介しちゃったけど、しっかりと注文の仕方を覚えて外国生活でエスプリを磨いて頂戴ね。
あなた方にもビューティーの愛の魔法が届きます様に。
じゃ、また。ごきげんよう。

 

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