パースエクスプレスVol.115 2007年8月号


≫ 豪州首相が車椅子バスケットボール代表チームを激励
≫JETプログラムにて22名の参加者が日本へ
≫ マッハペリカン解散 最終ツアーでパース公演決定!
≫ ワイルドフラワーで染まる キングスパーク・フェスティバル開催


 スポーツ
  豪州首相が
車椅子バスケットボール代表チームを激励

7月24日、オーストラリア連邦ジョン・ハワード首相がMirrabookaにあるHerb Graham Recreation Centreを訪れた。
 今回の西豪州訪問でハワード首相は、翌日に同会場で車椅子バスケットボールのイギリス代表との親善試合を予定していた、オーストラリア代表の選手、監督1人1人と握手を交わし激励した。ハワード首相は、「車椅子バスケットボールの試合を観ると、選手たちの情熱やエネルギーが伝わってくる。素晴らしいスポーツですね。明日の試合、良い結果を残せるように頑張って下さい」と代表チームに言葉を送った。  また、今年末に行われるとみられる連邦選挙で、同地が含まれる選挙区の自由党候補Michael Keenan現議員への応援演説も行われ、演説後、首相は同議員の後援会に所属する多くの一般市民からの質問にも答えた。

市民からの質問に答えるハワード首相
 翌日行われたオーストラリア代表対イギリス代表との試合は、パース・ウィルキャッツの主将Brad Ness選手などの活躍で、26点差の75‐49で勝利。また次の日の2試合目では、イギリス代表が第1クオーターを終えて3点差でリードしていたものの、オーストラリア代表が第2クオーター以降逆転して、65‐51で2連勝を収めた。

ハワード首相(中央)と
車椅子バスケットボール・オーストラリア代表チーム
選手1人1人に言葉をかけながら握手をする


 社会
  JETプログラムにて22名の参加者が日本へ

 7月27日、在パース日本総領事邸にて、今年度西豪州から「語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Program/略称:JETプログラム)」に参加する22名への歓迎レセプションが行われた。

 レセプションでは、安井総領事、Peter Nattrassパース市長などからの激励の言葉を経て、本年度JETプログラム代表者であるMichael Montagueさんのスピーチが行われた。本年度の西豪州からの参加者は、地方公共団体で国際交流活動に従事するCIR国際交流員(Coordinator for International Relations)が1名、中学校、高等学校で語学指導に従事する語学指導助手(ALT/Assistant Language Teacher)が21名となっている。
 同プログラムは、日本の地方公共団体が総務省、文部科学省、外務省及び財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力のもとに実施されている外国青年招致事業。1987年にアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国から848名の外国青年を招致して以降、昨年は44カ国から5,508人が当プログラムに参加した。また、過去の参加者数の合計は55カ国から4万6000人以上、西豪州からは459名にものぼる。



本年度JETプログラム代表者である
Michael Montagueさんのスピーチ

安井総領事とPeter Nattrassパース市長


 音楽
  マッハペリカン解散 
最終ツアーでパース公演決定!

 1996年にパースで結成され、メルボルンを拠点に音楽活動をしていた日本人バンド、 「マッハペリカン(Mach Pelican)」が解散を表明し、日豪で最終ツアーを行うことを発表した。

日本人初のオーストラリアを拠点としたパンク・ロックバンドとして、地元オーストラリア人はもちろん、国籍を超え多くの人に幅広く支持されてきたマッハペリカンが解散することになった。7月28日に始まる国内ツアー、そしてその後に予定されている日本ツアーが最後となる、と7月16日のメディアリリースで発表した。
 各メンバーの個人的な理由とビザの問題が今回の解散の理由とされている。8月17日には、パースでの最終公演も予定され、メンバーの3人は「パースは自分達にとっては全てが始まりの場所だったので感慨深いものがありますが、最後にふさわしい素晴らしいライブにするつもりなのでお時間があればぜひ遊びに来てください」と、パースの日本人コミュニティにもメッセージを送った。


<パース最終公演日程>
日時:8月17日(金)8pm〜
場所:Amplifier (385 Murray St. Perth)
チケット:$15  
予約:moshtix
www.moshtix.com.au

マッハペリカン公式ホームページ: www.machpelican.com.au
 マッハペリカンは、ギター・リードヴォーカルのK‐Rock、ベース・ヴォーカルのAtsu C Roll、そしてドラム・ヴォーカルのToshi 8Beatの日本人3人組。それぞれがパースに語学留学を目的に渡豪した際に出会い、1996年に結成した。その後メルボルンに本拠地を移し、親しみやすいメロディーと勢いのある楽曲が人気を呼び、日豪を中心とした11年間にも及ぶ長い音楽活動の中で約800回の公演を行い、3枚のアルバムや多くのシングルをリリースするなど、精力的な活動を通して根強いファン層を広げ続けていた。
 11年間、ここオーストラリアで自らのメッセージをリスナーに送りつづけてきたマッハペリカン。彼らが運命的に出会った、パースでの最終公演は絶対に見逃せない!


地域
  ワイルドフラワーで染まる 
キングスパーク・フェスティバル開催

パースの春の訪れを告げるワイルドフラワーの季節を迎え、キングスパークでは 9月1日から10月1日までの1ヶ月間、「kings park festival」が開催される。

毎年9月にキングスパークで行われてきた恒例の「ワイルドフラワー・フェスティバル」が「キングスパーク・フェスティバル」と改名され、開催期間も例年の1週間から1ヶ月に延長して、より充実した内容で生まれ変わる。
 色鮮やかなワイルドフラワーはもちろんフェスティバルの中心となり、訪れた人々の目を楽しませてくれる。期間中は、他にも数多くのイベントが行われる予定で、今回の目玉イベントとして、日本庭園(茶庭)の展示が行われる。この日本庭園は、西豪州と兵庫県の姉妹都市提携25周年を記念して、兵庫県文化センターと西豪州政府の協力によって実現。庭園は、日本人の造園業者によって、西豪州の植物を使って造られるため、訪れた人々は日豪の文化の融合を観ることができるだろう。
 その他にも、日本の文化である書道や生け花、折り紙などのワークショップ、お花見や花祭りなどのイベントも行われる。
 また、ワイルドフラワーの販売、アボリジニによる伝統文化のデモンストレーション、ファッション・パレード、ガイドツアーなど、期間を通してフェスティバルには欠かせない興味深いイベントが目白押し。お年寄りから子どもまでが満足する1日を過ごすことができるだろう。
 このフェスティバルを通して、西豪州の名物ワイルドフラワーはもちろんのこと、日本の文化にも触れ、自然いっぱいのキングスパークを満喫しよう。
日時 :9月1日(土)〜10月1日(月)
場所 :キングスパーク
料金 :入場無料 寄付受付
電話 :08 9480 3678 www.kingsparkfestival.com.au

※イベントによっては有料。事前予約が必要です。 ご確認の上、お出かけください。

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