[最終節] 石田 博行

 今号の最終回では、今まで掲載してこなかった石田の素顔の部分を筆者のフィルターを通して紹介しようと思う。

「石田博行がパースに来る」というニュースを友人から聞いたのは、確か2005年の4月だった。パースグローリーへ移籍する選手リストが、新聞に掲載されていることを友人が教えてくれた。NSL(Aリーグの前身)の2002−03年のシーズンで、パースグローリーと決勝で戦ったオリンピックシャークスの石田を一観客として観たのが、筆者にとって最初の石田の姿だった。大男達の中で俊敏に動く小柄な選手、それが印象だった。その石田が、パースに来る。正直、胸が躍った。

そして最初のインタビューの時、石田のことを誠実を絵に描いたような人物と感じた。通常、連載を希望する場合、読者に続けてメッセージを発信できるだけの情報量が必要となる。その情報量がなければ連載にはなりえない。しかし、石田と話をした後、その連載に値する情報量への不安は一気に吹き蹴飛ばされた。実際に、前号までの全15節まで、書くネタに困った時は一度もなかった。

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