インフルエンザは普通の風邪と違い、高熱で筋肉痛や悪寒を伴い、約1週間続くのが特徴である。筆者は2年前、冬のある晩に突然、体が震え出し、一晩中、寒気と戦った経験があるが、これもインフルエンザのウイルスの感染だったようだ。このウイルスは感染者の咳やくしゃみが空気中に放出され、他人に感染していくので、他人と室内で長時間過ごしている場合には注意が必要だろう。では、どうしたらインフルエンザに対抗できるのだろうか。最も効果的な方法はやはり予防接種を受けることであるが、栄養と運動、十分な休息といった日ごろの健康管理をして、自分自身の免疫力を高めておくことが大切だ。体が弱っていれば、それだけ感染しやすくなってしまう。

日本でもインフルエンザの予防接種は各地方自治体で実施されているが、65歳以上の高齢者に対しては無料とするところが多い。しかし、子どもに対しての予防接種は特に強調されてはいない。やはり、現在のところ多くの重症感染者は高齢者に集中しているのであろう。また、より効果を得るために接種を2回行うこともある。毎年インフルエンザに悩まさせられるような人には勧められているようだ。

オーストラリアは移民の国だけあって、身近な場所で様々な国の人々が出入りしており、いつどこからウイルスが運ばれてくるのか分からない。噂によると、今年の冬は更に強力なインフルエンザがWA州に入ってくるという。これまで筆者は何年も予防接種など受けていないが、2年前の例もあるので、インフルエンザに対する考え方を変えなくてはならないかもしれない。読者の皆さんも心配なら、早いうちに冬への準備?をした方がいいかもしれない。

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 


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