日本でも温暖化の兆候が出ているのはご存知だと思う。温暖な冬というと、聞こえはいいが、スキー場の雪不足などで打撃を受けている人も多い。札幌の雪祭りも然り。1月の札幌での降雪量が平年より48cm少なく、そして開幕直前には雪ではなく、雨となっている。東京では降雪がいまだに無く(2月7日現在)、このままだと観測史上初の雪無しの冬になるというから驚きである。これからは、各地で不吉な記録更新が続出するんではないだろうか。いよいよ地球がキレ始めたな。

パースの未来像はショッキングであったが、それが率直な調査結果による予測なら、しかたがないだろう。「温暖化の影響をもろに受ける最先端都市」ならば、その被害をどんどん世界にアピールしていくべきだろうな。俺達を殺す気か!ってね。そのためにはオーストラリアも世界レベルで実施されている温暖化対策にしっかり貢献しなくてはならないだろう。京都議定書の批准国でもないのに、文句ばかり言っても世界はあまり相手にしてくれないだろう。そして、本当の意味での被害者は、自然とともに暮らしている人々であるということを忘れてはならない。 *IPCCは地球温暖化に関する最新の知見の評価を行っている。

<筆者のプロフィール>
東京生まれの元祖ワーホリ。日本企業のエンジニアを辞職し、日豪で計3年間の修行の後、日本語教師となる。パース在住15年、日本語教師歴11年。ペンネーム「ブッシュウォーカー」。

 


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