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Vol.211/2015/08
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「メルボルンからお邪魔！」
たまたまメルボルンのクリニックに置いてあったパースエクスプレスを手に取り、初めて“あなたの言いたいこと”を読みました。読んでいて、びっくりするほど普通の愚痴や悩み、疑問だったので、かつ編集者がそれに対してコメントをするわけでもないのが、まさに“あなたの言いたいこと”だなって思いました。
このコンセプトから外れてしまうかも知れませんが、私が言いたいことは6月号（Vol.209）の投稿へのコメントです。
「この季節」のJJさんへ 季節や気候が気分に影響を与えることはよくあるみたいで、カナダのバンクーバーにいた時に「バンクーバーは雨が続くから欝（うつ）になる人が多い」と聞きました。JJさんの場合は、本当に気候に影響されやすいのであれば、やはりタイとかフィリピンに試しに行ってみては？私は、タイに一人旅行った時はすごく良い体験ができましたよ。
「なんで？」のまなぶさんへ このページ、私はすごく面白いと思いますよ。普通の人生相談コーナーなわけでもなく、普通の愚痴が載ったり、ページ自体への疑問が載ったり（笑）、ありきたりな投稿ページじゃない感じが、ついつい読者を引き寄せるのかなって思います。あと、投稿が載るのってきっと単純に嬉しいとか。それと、私が思ったのは、愚痴とかは投稿から掲載までに時差があるから、きっとその後に投稿者は自分の投稿を読んで自分の愚痴を客観視できると思います。「それが？」と言われても仕方ないかもだけど、冷静になって客観的に物事を見るのって大事なんじゃないかなと。
長くなってしまった（笑）。それにしても面白いですね、このコーナー。ひとりで読んでいて、笑ってしまった。これからも応援しています。
＜投稿者＞楽観主義でごめんあそばせ 31歳 女性
「嘘が嘘だと…」
この間、やっと仕事をゲットしました。「“仕事は嫌いだけど”って、そこまではっきり言った人はいなかったよ。そこに惹かれた」と面接した人に言われました。
でも、それまでの4ヶ月間ぐらい、仕事を探しても、なかなかみつかりませんでした。周りの友だちもみんな、同じようなことを言っていました。特にパースには、仕事がないのかもしれないと。選んでいるつもりもありませんでした。仕事がみつからないと、気持ちも沈んで、お金も入ってこないので、外に出る気もしませんでした。食べるものもちゃんと食べないので、健康面も良くなかったと思います。
そんな時、キッチンハンドの仕事の面接に行きました。その時も期待せず、また断られるのかと思いながらの面接でした。ありきたりの質問を受け、ありきたりの返答を繰り返した後、その店のオーナーはこんなことを言いました。
「Do you like to work? Do you also like this job and want to do it?」
会話は続きました。
「Yes」
「Are you sure?」
「Yep…」
「I don't think it is true. Nobody wants to work and this job is not fun」
お店のオーナーが、“面白くない仕事だけど募集している”といった話の流れに、「あれ？」という顔をしていたら、“みんな仕事はしたくない。もし本当にやりたいことと仕事がマッチすれば、それはすごくラッキーなこと。実際には、そんなことはそうそうない。でも、そのやりたくない、面白くない仕事を続けなければならない。なんで続けるか？それは、仕事以外のことがあるから続けられる。人間関係だったり、お給料だったり、仕事を通して学べること、だったり”。
結局、そのお店では働けませんでしたが、そのオーナーの言葉が頭から離れず、数日後、なんだか吹っ切れた思いがしました。自分に嘘をつくのは止めようと思ったんです。嘘が嘘だということが分からなくなっていたんです。今では、そんな簡単なことを気付かせてくれたオーストラリアやパース、オージーが大好きです。
＜投稿者＞匿名希望 31歳 女性
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