本誌パースエクスプレスがスタートして、はや3年となります。当初はマガジン(The Perth Express)やツーリストマップ(Express)の制作・出版のみだったのですが、インターネットブームに乗り、今から約1年半前に本誌もホームページを開設しました。しかし本意とは反し、不充分の内容掲載のまま時間が流れ、惰性のごとく毎月出版されるマガジンのタイトルを羅列するのみとなっていました。もちろん「内容の掲載も考えてみれば、さらに充実するのでは…(某プロフォトジャーナリスト)」と言った声を聞きながらも、なかなか重い腰が上がらずにいたのですが、今年に入りやっと念願のリニューアルに着手したのです。しかし道のりは長く、形になるまでは幾つものハードルを越え、多くの人の力をお借りしました。そこでこの場を借り、このページ制作のリニューアルに携わってくれたスタッフの皆さんに心からお礼申し上げます。そして、今後このページをご覧になって頂く皆様にご愛好頂けるよう本誌制作スタッフ一同、努力していく所存です。宜しくお願い申し上げます。 さて、みなさん。「編集後記」なる言葉を聞いたことはありますか?新聞、雑誌制作の過程において、編集者が最後に書く原稿欄のことを指しますが、あくまで企画会議に沿って制作される他の記事とは対照的に編集者のパーソナルな事柄が書かれることが主流となっています。そのため、関係者は真っ先にここを読み、編集後記が雑誌の中で一番読み応えがあるという穿った見方もあります。しかし、この「Editor's Note」に関しては、私の抽象的事情を極力避けた内容で、毎月お届けしたいと思っています。また、恐らく「一番人気の」「読み応えのある」といったものには、程遠い代物になるでしょう…。そして、隣では「次回の編集長のページ(このEditor's Noteの次回号)、まだあがらないんですか?」などと制作スタッフに催促され、泥水の中を息継ぎもままならない状態で泳いでいます(トホホ…)。 パースエクスプレス編集長 |