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シリーズ連載第2弾 「父親な俺様」

 

其の1 明るい未来計画第1号


 さて、今回から新連載ということでタイトルも変わったことだし(といっても今までとは中身変わらなかったりして)、これまでは日本国外に住む新米の父親の気分というのを書いてみたつもりなのだが、これからは色々な身の回りのことを二児の父親としての視点でつらつらと書いてみようかなーと思っているので、よろしく。

 ところで先日、偶々周りにいた人に「ねぇ、なんか子育てとかで書いて欲しいことある?」って聞いたら「うーん、2人の馴れ初めとか…」って、それ全然子育てじゃねえだろ!(分かってんのかマユミ!)
  最初からずっとこのコラムを読んでくれている容姿端麗頭脳明晰明朗会計焼肉定食な読者諸君は既に御存知だと思うが、カミさんはパース生まれパース育ち、普通のイギリス系のオーストラリア人。そして、俺様は餃子大好き桑畑三十郎、いやもうスグ四十郎なのだ。で、カミさんとパースで出会ってから1年、「2年間東京で一緒に住んでうまくいったら結婚しよう」との公約どおり結婚した訳だ。それから数年の東京生活時代はあえて子供は作らなかったのだ。理由はというと、実は単に遊び足りなかったからでもあるんだが、夫婦としてのお互いの文化の違いや生活スタイルを微調整するための調整期間も少し必要だったし、それに子供を作ることによって自分達の生活が変わってしまうことに対しての漠然とした不安があった。それから特に俺の中では、カミさんはまず自分の両親のいるパースで子供を生んだ方が安心だろうと密かに思っていたからな。だから我々夫婦にとっては、パースへの移住が大きなきっかけにもなった訳だ。

 とにかく、こうして自分の為の人生が夫婦二人の為の人生になり、子供が生まれて家族の為の人生になった。そりゃあ、誰でも自分以外の責任を負わされ、負担を掛けられるのは決して楽しいとは思わないだろうが、独身の時はとんでもなくうざったいとしか思っていなかったそういうものが、2人の我が子、恵蘭と利阿武の幸せの為ならいとも簡単に背負う決心が出来てしまうのだから、親心というのはまったくもって驚異だ。

 さて、この子供を作る決心なんだが、この決心というのは環境に依存するところが実に大きい。そりゃ、大都市の小さいマンションで生活維持のために夫婦で毎日夜中まで働いてもそこそこの収入だったら、いくら子供はほしくてもやっぱりちょっと考える。まあ、できちゃったらできちゃったで何とかなるだろうし、当然うれしいだろうけどね。じゃあ、大きい家に引っ越したら決心つくか?仕事変わったら決心つくか?というと、実のところを言えばこれは逆の話で、意識せずとも心のどこかで決心がついたから、引っ越したり、転職したり、車買い換えたりするのだ。だから、まずは家族を作るために環境を変えようと決心するところから全ては始まる気がするんだけど、どうかな。「だから具体的にどうしたらいいんだよ俺は!」「あたしだって先のことなんか分かんないわよ」というそこのアナタ。自分の「人生設計図」を作ってみたことはありますか?

 じゃあ、今回はリニューアル連載第1回目なんでやったことのない人の為に俺のやり方を特別にお教えしよう。物好きな人は是非やってみてくれ。まずは結婚したい人も子供がほしい人も最終目標を設定したら、それを紙に書く。ここで一番大切なのは最終目標が「子供がほしい」じゃなくて「子供が幸せになる」、「結婚する」じゃなくて、「幸せな人生を送れる結婚をする」とすること。まあ考えたら当然のことだけどね。書けたか?よし、じゃ書けた所で続きは次号まで待て。



★乳幼児の口から鼻にかけて周りが痣(あざ)のようにうっすら青くなっていることがあります。深刻な場合は心臓疾患の可能性がありますが、大抵の場合はゲップかおならです。慌てずに背中をさすったり叩いたりして様子をみましょう。数週間も立て続けに口の周りが青い時には、念のため診察を受けさせて下さい。