パースエクスプレスVol.220 2016年5月号 “芸人”のチャドの“翻訳”先月号(vol.219/Part 217)で“チャドの英語字幕”について紹介したところ、「映画の字幕訳をつけてるの、チャド?」といった声を巷で聞きました。パース出身のお笑い芸人として日本では定着しつつある、チャド・マレーンのチャドですが、今月号はそのチャドの最近のプロフィールをおさらいしましょう! まず、芸人。吉本総合芸能学院、通称はNSC(エヌエスシー)の大阪21期性で、同期には「レギュラー」「天津」「カナリア」がいる。1979年11月28日生まれ。 お笑いコンビ。コンビ名は、チャド・マレーン。相方は、加藤貴博。で、本人の本名も、チャド・マレーンなので、正式には、チャド・マレーン(コンビ名)のチャド・マレーン(名前)と紹介される(笑)。チャドがボケで、加藤がツッコミ。 なぜ、パース?チャドは、パース生まれのパース育ち。地元の高校を卒業後、大学進学の道を選ばず、吉本総合芸能学院の外国人入学生第1号となる。ちなみに、チャドは本誌“パースエクスプレス”立ち上げ(1998年)メンバーのひとり。 なぜ、日本?高校生の時に交換留学生で兵庫県へ行き、テレビで流れるお笑い番組、特に『ダウンタウンのごっつええ感じ』に衝撃を受け、日本のお笑い芸人になることを決心した。 そんなチャドが?!前号で紹介したウェブ映画「MAX THE MOVIE」の山口雄大監督の作品『魁!! クロマティ高校 THE★MOVIE(2005年)』の英語字幕をチャドが手直ししたところ、その作品が海外で大ウケ。それからチャドの字幕翻訳が注目を集めるようになった。 どんな作品を?松本人志監督の全4作や木村祐一、板尾創路の監督作、三池崇史監督作『ヤッターマン』など。今まで手がけたものは、長・短編映画で30作以上となる。 なぜ、チャド?以下、チャドのHPからの原文抜粋。 言葉と文化の壁の向こうへ届けさせて頂きます。(中略)言葉を“コピー”と捉え、誰よりも“間”にこだわり、“字面”“語呂”“そもそもの画”などにも細心の注意を払いまする。 つまり、チャドの訳は翻訳ではなく、共同制作者(Co-creator)としての翻訳なので、他とは違うのだ! しかし!本人は「あくまでも芸人」で、字幕翻訳は「人の作品」。既に、過去に短編映画を自身で作っているチャドだが、“芸人”としての自分の作品に、自分の字幕が載る日もそう遠くないだろう! ■今後のチャドの劇場出演日程 ■ルミネtheよしもとの ■吉本興業のウェブサイトをチェック! YouTUBEの「吉本興業チャンネル」にて視聴可!チャドの初冠番組「チャド&キッズのオモロイングリッシュ」を観よう! お笑いコンビ「チャド・マレーン」ウェブサイト:http://blogs.yahoo.co.jp/zipang_blog ルミネtheよしもとウェブサイト:www.yoshimoto.co.jp/lumine/ |
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