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パースエクスプレスVol.234 2017年7月号

●「誇れる日本を海外に発信したい」宇田川よし一(“よし”は「示」に「貞」)さんのある日

英語で歌われた曲や洋画シネマに興味を抱き、かねてから海外に関心があった。大学在学中からバーテンダーとして仕事をこなし、卒業後も同職に就き、外国人が多く来店する勤務地といった環境から、海外への興味は増していった。また、食などの日本文化を海外の人が誉めることに誇りを感じ、逆にその人たちの国を見て、日本がどのように映っているのかを肌で感じたいと思い、2015年にカナダ、そして2016年にオーストラリアへ渡った。カナダでは、海外における日本食を見たく、日本食レストランで働く。そして現在、オーストラリアのパースでは、日本食品輸入卸会社で日本食品がどのように現地の人に受け入られているかを学びながら働く宇田川さんの一日を紹介します。
宇田川さん 28歳さん
宇田川よし一さん(よしは「示」に「貞」)

(うだがわ よしかず)

27歳

車
7:30 am
朝は余裕をもって身支度をして、庭でゆっくりコーヒーを飲む。
朝サーフィン
8:30 am
車で出勤する宇田川さん。

波乗り
9:00 am
まずは、倉庫係として指示書に従い商品の品出しを行う。カナダでは、日本食を現地の人に提供する日本食レストランで働くことを望み、パースでは日本食が作られる日本食材がどのように流通され、レストランや家庭に届けられているのかを学びたいということから、日本食品輸入卸会社での仕事を選んだ(左)。商品を集めながらパレットに載せていく。「商品の中にはお米など重いものもあるので、慣れるまでは翌日、筋肉痛になったりしていましたね」(右)

波乗り
11:00 am
パレットに集めた商品を同僚と手分けして、配達先ごとに分けながら車に積み込む。

波乗り
2:00 pm
昼食後は、別の配達先から受注した商品を集荷する。「最初は各商品がどこに配置されているかを覚えることから始まりましたが、今では商品の管理まで気にかけて仕事をするようにしています」

波乗り
4:00 pm
上司と共に、翌日の早朝に行われる配達分の商品を集める宇田川さん。

波乗り
6:30 pm
食事は健康面も考え、自炊する。

波乗り
8:30 pm
お酒が大好きだからバーテンダーの仕事をしていたと語る宇田川さんは、この日は仕事の同僚宅の飲み会へ。右写真は日本でバーテンダーとして働いていた宇田川さん。

波乗り
10:30 pm
職場は、ほぼ英語環境。英語の勉強も欠かさない。日本でのバーテンダー、そして日本食レストランや日本食品輸入卸会社と飲食に関係する仕事をしてきたのも、将来は日本の海外進出を考えている飲食系企業をサポートする仕事がしたいと希望するから。「2020年の東京オリンピック開催地決定の知らせは本当に嬉しかったです。世界の人たちに、自分の誇れる日本を見てもらえる機会になるので。日本帰国後は、日本の素晴らしさを海外へ発信し続けたいです」と話す宇田川さんの1日でした。