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パースエクスプレスVol.196 2014年5月号

●「日本人のお客様に喜んでもらえる料理を出す」 川北 有香さんのある日

学生時代に飲食店のアルバイトを経験し、料理の世界に魅せられた。大学卒業後に調理師学校に通い、在学中に日本料理の料亭のアルバイトがきっかけで同料亭に板前として就職する。その後、料理の修行を重ねるも、以前から思い描く海外での生活を実現するため、渡豪を決意。料理の世界から少し距離を置くことも考えたが、行き先のシドニーでも日本料理屋で仕事をした。そこでは、同じ板前の仕事でも、新しいことにトライさせてもらった。その一つが寿司だった。そして、生活の場所をパースに変え、現在は回転寿司店の厨房で腕を振るう。「今までの料理屋で学んだことをお寿司屋でも活かせたらと思っています」と話す川北さんの1日を紹介します。
川北 有香さん
川北 有香さん
(かわきた ゆか)
33歳

JAWS
8:45am
電車で通勤し、勤務先のお店に到着する。
仕込みで魚を捌き、寿司のネタを切る 10:00am
日本では“板前には女性が少ない”といった昔からの風習で肩身の狭い思いをしたこともあった。仕込みで魚を捌き、寿司のネタを切る。

お寿司以外の料理も作らせてもらっています
1:00pm
持ち場は主にキッチンで、楽しい職場と感じつつ「マネージャーからは、お寿司以外の料理も作らせてもらっています」と話す川北さん。
自宅で料理するための食材を買いにスーパーへ
4:00pm
ランチとディナーの営業が一時休みとなる合間に、自宅で料理するための食材を買いにスーパーへ出かける。