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パースエクスプレスVol.174 2012年7月号

≫ ロンドンオリンピック パース在住の注目選手たち

≫ 7月28日・29日に開催『Mundaring Truffle Festival』

≫ 「まだ支援必要」震災被災者支援の報告会


 スポーツ
  ロンドンオリンピック
パース在住の注目選手たち

7月27日からいよいよ第30回夏期オリンピックがロンドンで開催されます。日本人では、3連覇を狙う競泳の北島康介選手やレスリングの吉田沙保里選手、初のメダルを狙うサッカー「なでしこジャパン」などが注目されていますが、ここでは、オーストラリアの選手の中でも、パースに住み、活躍が期待される選手を紹介します。日本人選手とともに、パース在住の選手をぜひ応援しよう。
(①生年月日 ②出身地 ③身長 ④体重 ⑤主な経歴 ⑥競技日程)

【体操】女子個人、団体 Lauren Mitchell
①1991年7月23日 ②パース ③158cm ④49kg ⑤2010年ワールド・チャンピオンシップ床部門1位 ⑥予選7月29日、団体決勝7月31日、個人総合決勝8月2日、個人種目別8月5日〜7日
床でオーストラリア女性初の世界チャンピオンに。2度目のオリンピックでチームをメダルに導くことができるか?

【棒高跳び】男子 Steve Hooke
①1982年7月16日 ②メルボルン ③187cm ④85kg  ⑤北京オリンピック1位 ⑥予選8月8日、決勝8月10日
前回の北京オリンピックの金メダリストで、自身の記録6m06は史上2位。「鳥人」セルゲイ・ブブカ(ウクライナ)でも達成できなかった、史上初のオリンピックでの6m越えなるか?

【カヌー】女子スプリント個人200m、500m Alana Nicholls
①1986年4月6日 ②パース ③172cm ④66kg ⑤2011年ワールドカップ2 500m部門1位 ⑥【500m】予選8月7日、決勝8月9日 【200m】予選8月10日、決勝8月11日
学業のため1年間競技を休業し、復帰した2011年に3つのワールドカップのメダルを獲得。五輪でも期待大。

【ホッケー】女子 Ashleigh Nelson
①1987年3月5日 ②ワジン ③165 cm ④60 kg ⑤2010年ワールドカップ5位 ⑥予選ラウンド 7月29日〜8月6日、決勝ラウンド8月8日、10日
2010年には国内リーグで得点王を獲得したオーストラリア屈指のゴールゲッター。セラピストとしても働く異色のアスリート。

【ホッケー】男子 Jamie Dwyer
①1979年3月12日 ②ロックハンプトン ③172 cm ④70 kg ⑤アテネオリンピック1位 ⑥予選ラウンド7月30日〜8月7日、決勝ラウンド8月9日、11日
代表で270試合以上に出場し、170点以上得点したベテラン選手。最年長としてチームを支え、キャリアの集大成として自身2度目のオリンピックの頂点へ。

【ボート】男子4人制軽量級 Ben Cureton
①1981年2月11日 ②パース ③184 cm ④70 kg ⑤アテネオリンピック2位 ⑥予選7月29日、準決勝7月31日、決勝8月2日
トライアスロンや鉄人レースでも活躍。昨年の大会でオーストラリア人としては1981年以来の世界チャンピオンになったメンバーと、オリンピックでも表彰台のトップを目指す。

【セーリング】女子470kg級 Belinda Stowell
①1971年5月28日 ②ハラレ(ジンバブエ) ③172 cm ④68 kg ⑤シドニーオリンピック1位 ⑥8月2日〜10日
アテネオリンピックで引退したが2011年に復帰し、見事に代表の座を獲得。パートナーで前回の金メダリストのElise Rechichi選手と2度目の金メダル獲得に挑む。

【競泳】400m個人メドレー Blair Evans
①1991年4月3日 ②パース ③175 cm ④65 kg ⑤2011年ワールドチャンピオンシップ2位 ⑥予選・決勝7月28日
お家芸でもある競泳で代表のポストを奪取したが、最大のライバルは前回金メダルを3つ獲得し、国民の英雄となった同国のStephanie Rice選手。彼女に勝ち、次の英雄の座に就くことはできるか?


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 社会
  7月28日・29日に開催
『Mundaring Truffle Festival』

フランス料理などで使用される香り高いきのこ、トリュフの産地として西オーストラリアをプロモートするイベント『Mundaring Truffle Festival』が開催される。

 世界3大珍味と言われているトリュフは、ヨーロッパが生産地として有名だが、実はオーストラリアでの生産量が毎年伸び続けている。また、本場フランスから品質も認められており、世界でもトップを争うレベルまで成長してきている。2010年のオーストラリア国内の黒トリュフ(トリュフには、主に黒と白の2種類がある)生産量は約3トンあり、その内の70%にあたる2.3トンがパースのManjimup(パース市内から北へ約13km)で生産されている。また、今年は例年に比べ、その黒トリュフの生産量が過去最高になると見込まれており、西オーストラリアだけで約10トンの生産が予想されている。

 6月12日(火)に西オーストラリア州政府観光省のキム・ヘイズ大臣主催の『Mundaring Truffle Festival』の記者会見が行なわれた。その後、トリュフを使った料理の試食会が催され、その中でトリュフを使ったポン酢の紹介や、そのポン酢を使った巻き寿司作りのデモンストレーションが行なわれるなど、話題を提供した。

 そして、7月28日(土)と29日(日)に開催される『Mundaring Truffle Festival』では、1キロ$800〜$3,000の高値がつくトリュフを手頃な価格で食することができ、テレビ出演も多い有名シェフたちによる料理ショー、トリュフ犬の模擬実演を観ることができる。また、チョコレートやワインなどが購入できる模擬店が約50件も出店される。他にも大人から子どもまで楽しめるイベントが盛りだくさんあり、国内外問わず、毎年たくさんの人で賑わう。


トリュフが添えらたホタテに、トリュフポン酢が使われた一品西オーストラリア州政府観光省キム・ヘイズ大臣が、巻き寿司作りに挑戦
トリュフが添えらたホタテに、トリュフポン酢が使われた一品 西オーストラリア州政府観光省キム・ヘイズ大臣が、巻き寿司作りに挑戦

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 社会
  「まだ支援必要」
震災被災者支援の報告会

東日本大震災の被災者への支援活動を続ける角田寛和さんがパースを訪れ、6月15日(金)と16日(土)の2日間にわたり、パース日本人学校と補習授業校にて、同氏による活動の報告会が催された。

角田寛和さん角田さんによる被災者支援の報告を聞き入る参加者の方々
角田寛和さん 角田さんによる被災者支援の報告を聞き入る参加者の方々

 角田さんの支援活動は、2011年3月22日に自宅のある千葉県から被災地へ200足の靴を届けたことから始まり、これまでに計24回に渡って行なわれ、現在も活動を続けている。「ユーモアが大切」と話す角田さんは、ちょんまげのかつらに鎧をまとった『ちょんまげ隊』の隊長として、被災地に様々な支援と笑顔を届けている。 一方、角田さんは海外を訪れる折に、現地の方々の協力を得ながら『被災地に1mmでも近づけ隊』として、自身の活動の報告会を行なっている。

 今回パースで行なわれた報告会には、会場となった各校の生徒や保護者、関係者の方々が訪れ、プロジェクターに映された被災地の映像とともにユーモアを交えつつ、活動の内容や進捗、被災地の現状解説などが切実な思いとともに報告された。 16日の夕方からは個人宅にて報告会を兼ねた懇親会も行なわれ、オーストラリア人を含む参加者の方々は、角田さんの支援の模様を熱心に聞き入っていた。

 角田さんは被災地を訪れる間、単に物資を持ち込むだけでは解決できないジレンマを、被災者と行政側の担当者に接することで痛感したという。そして「行政のような“大きな船”は、舵を切るのにも時間がかかる。自分たちのような“小さな船”だからこそできるサポートをしたい」と心に決め、現在まで活動を続けている。そして「今もまだ、被災地は支援を必要としています。あなたができることを、あなたの考えのもとにやっていただきたい」と、聞き入る聴衆に熱心に語りかけた。

 今回、この報告会をコーディネートした当地在住のウィルソン直美さんは、この報告会を振り返り「角田さんにお会いされた皆様には、このご縁を活かして、被災地への関心を持ち続けていただければとてもうれしく思います」と語った。


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