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あなたの言いたいこと

Vol.197/2014/06


「刀は刀屋」


 朝、いきなり車が止まった。何とか会社までたどり着き、会社の同僚が「車いじりが趣味」とか言って、あーだ、こーだ言いながら直そうとしてくれたけど、ダメ。午前9時に席に着き、「さ〜、気分を変えて、仕事!」と自分のコンピューターにスイッチを入れても、あれ、起動しない。。。。社長が、ちょっとコンピューターに詳しいもんだから、修復作業を試みてくれたけど、うんともすんとも。その時点で時計の針は、午後1時過ぎ。「なんて日なんだ、今日は…」とか言っていたら、今度はトイレの水が止まらなくなっちゃった。Google検索で「トイレの修理」を調べ、応急処置を施そうと思ったけど、にっちもさっちもいかない。

 「これじゃ、今日1日、何にもできやしない」とか言いながらも、時計はもう3時過ぎ。そこで、さっさとやっとけば良かったんだろうけど、コンピューターの修理屋さんに電話して、来てもらうことに。トイレも水道屋さんに。コンピューターの修理屋さんは、4時半にオフィスに来てもらって、なんと10分で直しちゃったそう。水道屋さんも5時前に来て、部品1個取り替えて、終了。私は3時半に早退させてもらって、行きつけのメカニックに車をみてもらったら、修理の作業はたったの10分!

 車で同僚、コンピューターで社長、そしてトイレで俺。所詮、素人は素人。「刀は刀屋」だな、って心から思った1日でした。

<投稿者>HIRO 45歳 男性



「日本人妻」


 シドニー在住17年。46歳。和食店のシェフ。妻(法律上)と2人の子ども。勤務時間は1日12時間以上。週休1日。趣味はゴルフ。夢はないが、目標は店の売上げアップ。

 定時に仕事を切上げ、休みを十分取って、時間に余裕をもった生活を送ることが本当のライフスタイルなのか、と日々考えている。現在、日本人の妻と別居中だが、生活観のギャップが主な理由で離婚も検討中だ。

まず、「家族の時間」と言うが、「うちの亭主は仕事ばかりで、家族をかえりみない」と愚痴をこぼし、悲劇のヒロインを演じる日本人妻。好いとこ取りをして、ただ単に“隣の芝生が青く見えている”だけじゃないかと思う。実際、オージーの旦那も「有休を取って家族とキャンプ」ばかりな生活を送っているとは思えない。

 次に、「子どもの世話」について、「あそこの奥さん、週末はオージーの旦那が子どもを看てくれるから、エクササイズにショッピング。女友だちとエンジョイしているみたい」と妬み、あたかも旦那が子育てを全く放棄したような口ぶりで世間話をする日本人妻。当然、時間に余裕があるから子育てもできるが、積極的かどうかは不確かで、“隣の芝生が青く見える”からそう言っているとしか思えない。

 そして、「ウチは、母子家庭よ」と騒ぐ日本人妻。こっちの日本人夫婦の妻が、必ずと言っていいほど口癖にしているこの“母子家庭”。「旦那は朝から晩まで仕事で、週末はゴルフ」と日本人妻同士で愚痴る。「仕事が終わり6時には帰宅する旦那が、夕食を作ってくれる」と、本当かどうか分からないようなオージー家庭の話を聞かされ、ここでも“隣の芝は青く見え”、羨ましがっている。

 ここはオーストラリアだとか言って、『オージーのような生活スタイルを真似したがる』が、“日本人妻よ、お前は所詮、日本人だ”と言いたい。そうしたければ、オージーと結婚しろ、と。ただ、言っておくが、オージーと結婚して「うちの旦那(オージー)、仕事しないのよ」と言うのはナシだからな。それこそ、隣の芝生はいつも青く“ない!”からな。

<投稿者>Kazu 46歳 男性



「大人の姿をした子ども」


 2児の子どもをもつ父親ですが、最近の日本の“子ども関連”のニュースを見て、心を痛めています。

 3月に埼玉県でベビーシッターが死体遺棄で逮捕されています。恐らく、その預かった子どもを死に至らしめたのだと思います。遺体として見つかったのは、2歳の男児で、容疑者は26歳の男でした。また、5月には神奈川県で自分の当時5歳の子どもに食事や水分を与えずに衰弱させた男が、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されています。男は当時36歳で、その後7年もの間、子どもをアパートに放置したようです。

 そして、2005年に当時7歳の栃木県の女児が行方不明となり、刺殺体となって発見された事件で、6月に32歳の男がその事件の関与をほのめかしたようです。これらの事件で、子どもたちを殺害したであろう男たちは、テレビ報道によって顔が露になっています。

 そこで、3人共通して、“どこか大人になりきれていない顔つきの男たち”と感じざるを得ませんでした。童顔とか、幼い顔付きとは違います。まさに「大人の姿をした子ども」のようでした。人を容姿で判断してはいけませんが、『ドラエモン』に登場するスネ夫が、そのまま大人になってしまったような…。もしかしたら“1+1=2”のような机上の勉強はできるのかもしれませんが、本当の意味での社会人になれない大人たち。自分たちが子どもなので、子どもの育児や教育、人間形成なんかとてもじゃないけど不可能です。まかり間違って、会社での管理職のような人の上に立つことなんて、一生ないでしょう。

 人の心や性格、人間性は顔に出ます。自分の周りに“スネ夫顔”はいませんか?

<投稿者>岡田 43歳 男性