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シリーズ連載第2弾 「父親な俺様」

 

其の4 ファッションの・・・


それにしても子供の服って色々種類あるねえ。子供の服選びって意外と苦労すんだよな。買ってもスグに着れなくなったり。

ところで、子供の服は誰が選びますか?大体どこの子供も2歳くらいになると「アレが着たーい」とか「コレじゃなきゃイヤ」という意思表示を始める。いや、大した選択じゃなくて、単に親と一緒のカッコしたいだけだったり、好きなキャラクターの絵が描いてあったりとか、それだけなんだけどね。

俺は子供に積極的に意思表示をさせるのは大事だと思う。いやいや、それは単なる子供のわがままで「子供の服なんか親が選ぶものを黙って着せればいいのよ」という人も大勢いると思うのだが、ここで是非やってみて欲しいのは、たとえ親の選択だったとしてもうまーく誘導して「子供自身の決定で正しい選択を行った様に子供に自覚させる」ことだ。例えば我が家での息子恵蘭との会話。

俺:「今日は寒いから青いセーター着よう」恵:「イヤ、いらないよぅ」俺:「じゃあいいや。でも寒いから病気になっちゃうよ。ケイラン君はいい子だからちゃーんと着れるもんね。じゃあここに置いておくからね。」(その場を離れて、5分ほど経過してからまたその場に戻る)俺:「はい、じゃあセーター。いいね?」恵:「....。」(無言で両手を挙げる)「うわー、よくできたねえ。ちゃんとセーター着れたねえ。エライねえ。」

と、こんな感じ。まあいつも100%うまくいくわけじゃないし、疲れてたりしたら駄々こねる場合も多々あるけど、その辺は頭使って、親らしくうまくごまかしながら褒めてあげてくれ。

とにかく、俺様は何が言いたいのかと言うと、子供の判断が正しいか正しくないかは別として(それは親の責任)、俺は子供自身が自分で試行錯誤しながら、取捨選択の決定をするという機会をなるべく多く子供に与えたい。そして、将来的には自分で意思を決定すること自体よりも、その決定までのプロセス、つまり「何故そう思うか」を自分でしっかりと組み立てられるようになってほしいのだ。

ところで、カミさん曰く「アンタは、服のセンスがないわねぇ」なに?オマエそれは問題発言だぞ!確かに俺は蛇皮のジャケットとか欲しいけど、それはねえだろ。「...自分のことは気を使ってんのに、コレはないでしょ?なんで上は長袖2枚も着せてて、下がこんなペラペラの薄いパンツなのよ?しかもサイズ合ってないでしょ。」

そう、既にお察しと思うが俺は子供の服選びが、かなり苦手だ。オーストラリアは気温の変化が激しいから基本的には重ね着でいいと思うんだけどなあ。いや、カラーコーディネートだって考えてるよ。つーか、色を中心に考えたら、たまたま上が冬物で下が夏物になっただけなんだってば。でも寒いだろ?だから重ねたんだよ。大体なあ、なんで冬物と夏物が同じ引き出しに入ってんだよ?それになんで小さくて着れねえ服が入ってんだよ。え?そんな服どっから出してきたって?一番下の引き出しだろうがよ。え?そこはもう着てない服だぁ?そんなの少しも俺は知らなかったぞ。その前に見ればわかるだろうって?見ただけでわかったら、苦労しねえよ!少しは俺の身になって考えてみやがれってんだ...、とは一言も言えずに「あ...」と飛び回る恵蘭をとっつかまえて、無言でそそくさと着替え直させる俺様(涙)。

まあね、恵蘭はまだいいのよ。しかし問題なのは5ヶ月の利阿武ちゃんなのだ。いやー、未だにわかんないんだよね、どれがパジャマなのか。「おーい、リーアムの着替えは一体どれなんだぁ?」今日も家中に俺の声が響き渡る。



★赤ちゃんの体温を早く簡単に確認する時は、足首を触って確かめるといいそうです。赤ちゃんは体温調節がまだあまりできません。どんなに暖かい日でも足首が冷たかったら温かい服を着せてあげて下さい。