パース発お笑い芸人誕生 Part 60

「パースの皆さん!元気ですか〜!僕が購入して一年しか経ってへんパソコンがどうも壊れてるみたいで…。どこかの奥地の見慣れない動物が交尾してるような音が、そのパソコンの内臓から流れて止みません。困った。小動物やったらまだええが、結構大きなやつですからね〜。

そうか!もうすぐ春ですね!そうか!もう春なったんか。
パースはまだまだ暑いみたいやけども、日本はやっと少しずつ温かくなってきてますよ。でも、大阪より一段と寒く感じる、この東京が!なんでかというと、大阪にはたくさんの仲間がいた。それに、仕事も入って来ていた。後残るものは、ラブですね。ラブって言うても、こする方です。「よしよしよし」と、やって欲しいもんですね。誰かに。

僕はどないしてるかと言いますと、法律上バイトは出来ず、吉本興業からしか収入得たらあかんのです。そやから、東京に来てから全くお金になる仕事がなかったんで、どう生活していくかを考えなあかんようにもなりました。デパートの地下1階の試食品を食べるとか…。そういうベタな方法は、嫌やし。東京来てもう3ヶ月経ちますが、その間10回ぐらいは夜行バスで大阪に戻ってます。そう、大阪へ戻る度、会社からもらう新幹線のチケットを金券ショップへ持って行き、夜行バスで帰る。それで浮くお金は、結局ギャラより高かったりするし。それから大阪出る前、しょうもないものでも買って、次の朝、東京に着くと、家の近所にあるコンビニにそのお土産を持って行く。ほら!友達が出来るし、賞味期限の切れたお弁当を食べるのが嫌じゃなければ、1週間の食費はうきます。あと、家は20〜30人暮らしの外人アパートなんで、出稼ぎ外人にメシ食わしてもらったり。世の中はなかなか捨てたもんじゃないですね。

でも、まぁ、色々仕事させてもらっています。自主ライブを小劇場で。昨日は、間寛平師匠のDVDのナレーションやったり。FANDANGO!という吉本がネット上&ケーブルで配信してる“PENAVATION”って言う番組のレギュラーにもなりました(オーストラリアでも見れますよ。ただ年間2000円ぐらいで、中々コアな視聴者しかいない。けど、面白いんですよ)。また、師匠と一緒にクイズ・ミリオネアにもちらっと出させて頂いたり。そんで、4月からはルミネの「2H」っていう枠のレギュラーになってます。そこで頑張って、「ジパング上陸作戦」っていう名の漫才師として、名声を博せねばならぬ!

そして、最後に悲しいお知らせが。2年間続いた、関西テレビでも歴史に残るであろう、僕らにとって初のレギュラー番組であった「すぽーつアミーゴ」が、いよいよ幕を閉じることになりました。放送99回目にして。スポーツとバラエティーをうまく混合したこの番組で、僕らが2回もアメリカへ渡り、ヨットで合計1週間ぐらい暮らし、長野でスケルトンをやらして頂き、岐阜で自称冬季オリンピックで優勝させてもらい、アーチェリーで数億円もするセットを壊させて頂き、トライアスロンで3位にもなり、数えきれない程の思い出、そして出会いをくれました。そんな番組の最終回の模様が、2~3週間後の火曜日深夜12時40分から、関テレ(大阪ローカル)で放送されます。僕は、この番組で2回目となるマラソンを走ってます。1週間経った今も、膝の痛みが絶えず、泣いてます。パソコンもまだ鳴いてます。泣きたい時は泣けばいい!あ〜。

ほな、またみなさん東京で!

ジパング上陸作戦公式サイト:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Cinema/8771/index.html



現在、師匠ぼんちおさむ氏のもとで漫才の修行に励む、若手芸人チャド・マーレン。パースエクスプレスが輩出したオーストラリア・パースの期待の星。

ジパング上陸作戦の加藤とチャド。

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