Japan Australia Information Link Media パースエクスプレス

パースエクスプレスVol.221 2016年6月号
パース発お笑い芸人誕生 Part 219

英語翻訳担当のチャド・マレーン出演の 『火花』190ヵ国配信記念 外国人上映イベント

6月9日(木)、東京都内にて『「火花」190ヵ国配信記念 外国人上映イベント』が開催。6月3日(金)より世界190ヵ国で全10話一挙にストリーミングされたNETFLIXオリジナルドラマ『火花』。昨年、第153回芥川賞を受賞したピース・又吉直樹による“若手お笑い芸人の青春”を描いた同名小説をドラマ化した作品がこの度、60ヵ国75名の日本在住の外国人を招いて上映された。



上映後、われらがチャド・マレーンら出演者は、来場者たちとトークを繰り広げ、以下はその一部を抜粋。

 『「よしもとの戸田奈津子です!」(原文)』を皮切りに、『「15歳で初めて日本にやって来て、日本語は漫才の番組で憶えたんですけど、日本にこんな(漫才という)世界があるとは知らなくて。“こんな世界があるんや!”と感銘を受けて、NSCに入りました」(原文)』と、芸人になった経緯を語る。また、『「オーストラリアではコンビで活躍する人がおったとしても、どちらもボケ。ツッコミがおらへんから、ふわっとして終わることが多い。けど、(日本は)ツッコミがいるから、どこまでも(ボケの発想が)飛んでいける」(原文)』とコメントし、『「欧米のお笑いは、お客さんが心の中でツッコんでいく。けど、(日本の笑いは)ツッコミがいることで(笑い自体に)リズムが出るし、変なところまでボケを広げていける。だから、漫才ってすごい」(原文)』と語るチャド。

 また翻訳について、『「英語はツッコミにあんまり向いてない。活字だと、雰囲気も出ぇへんし、声のトーンが出しにくいし、尺も決まってるから困りました」(原文)』や、『たとえば“おっさん”という独特の表現は「吹き替えだったらしたいっていう訳し方もあったけど、Old Fart(年を取ったオナラ)にした」(原文)』と説明した。

 そして、日本での業界エピソードとして、先輩が後輩に必ずおごるという文化を『オーストラリア人は上下関係が嫌いで、人のお世話をするのもお世話になるのも嫌い。だから割り勘か、“今回は俺が払うから次はお前な”ってなる』『「実際に(後輩へおごることを)やってみると、この上下関係の良さはわかってくる」「後輩へ厳しく言うためには自分自身を高めないといけなくなるし、(おごると)後輩がかわいくなってくる」』と自らのこれまでの体験を語り、「最後の10話目、ずっと泣きながら翻訳してました。だから、最後まで観て欲しい」』と呼びかた。


NETFLIXオリジナルドラマ『火花』  原作:又吉直樹著『火花』(文藝春秋 刊)  総監督:廣木隆一  監督:白石和彌、沖田修一、久万真路、毛利安孝  出演:林遣都、波岡一喜、門脇麦、好井まさお(井下好井)、村田秀亮  (とろサーモン)ほか
ホームページ:http://hibana-netflix.jp

情報元:吉本興業(よしもとニュースセンター) http://news.yoshimoto.co.jp/2016/06/entry50628.php





■今後のチャドの劇場出演日程

大宮ラクーン吉本劇場
■公演スケジュールは「大宮ラクーンよしもと劇場」のウェブサイトをチェック!
www.yoshimoto.co.jp/omiya
■ギャラクシーバトル公式ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/galaxybattle_blog



■吉本興業のウェブサイトをチェック!
www.yoshimoto.co.jp



YouTUBEの「吉本興業チャンネル」にて視聴可!チャドの初冠番組「チャド&キッズのオモロイングリッシュ」を観よう!


お笑いコンビ「チャド・マレーン」ウェブサイト:http://blogs.yahoo.co.jp/zipang_blog


チャドのツイッター:@rainbowstains

ルミネtheよしもとウェブサイト:www.yoshimoto.co.jp/lumine/


近年より活動拠点を東京に移し、師匠ぼんちおさむ氏から巣立った若手芸人チャド・マレーン。パースエクスプレスが輩出したオーストラリア・パースの期待の星。

現在、「ルミネtheよしもと」のあっちこっち芸人として活躍中の『チャド・マレーン』の加藤とチャド。