オーストラリアと日本をつなぐリンク・メディア『パースエクスプレス』

【パースエクスプレス・マガジン】マレーシア・キャンプ

選手の戦力補強もひと段落し、あとは開幕まで良い準備が進められるかがカギとなる。2018‐19シーズンは、悲願のチャンピオン目指すグローリー。


FFA Cup Round 32で早々と姿を消したグローリー。気持ちを切り替え、マレーシア・キャンプに臨んだメンバーは、10月21日の2018-19シーズン開幕に向けて調整を続けていく。

温暖な気候の中、コンディションを上げるためマレーシア・キャンプに臨んだグローリー。26選手と12人のコーチングスタッフは、8月9日にマレーシアに到着した。そして、トレーニングマッチの初戦は、11日にSarawak FAと対戦。7-1で圧勝を収めるも、連携不足は明らかだった。ただ、この試合でグローリーのGK、Tando Velaphiがけがにより途中交代。相手チームのストライカーと交錯し、顔面を負傷した。当地病院の検査の結果、キャンプも途中で切り上げ、パースへの帰国の途となった。Velaphiは日本人の母を持ち、2017年のシーズンまでJ2の湘南ベルマーレに在籍。今回のグローリーへの移籍は、生まれ故郷に帰ってきたことになるが、早期復帰を願うばかりだ。

キャンプ中は、地元の子どもたちへのサイン会や関係者を集めたシンポジューム、そして関係機関への表敬訪問なども行われた。そして、マレーシアキャンプを締めくくるトレーニングマッチ最終試合は、8月16日に行われた。対戦相手はSarawak州の選抜チーム。結果は7-0で圧勝。これにより、キャンプは終了となったが、修正すべき課題は浮き彫りになったものの、若手選手の台頭も好材料のひとつとなったキャンプだった。

Sarawak FAとの試合後のグロリー・メンバー。Photo from Perth Glory facebook







関連記事