2005年10月

スキルドインディペンド・ビザ

　今学年度（2〜11月）も終盤に差しかかり、永住権の申請を考えている卒業間近の学生にとっては、申請へのタイムリミットが刻々と迫っています。年末年始は移民局が混雑しますので、申請手続きを円滑に進めるためにも、必要書類などを前もって準備されることをお薦めします。今回は、申請を考えている方のために、スキルドインディペンデント・ビザのカテゴリーについて簡単にご説明します。
　 現在、スキルドインディペンデント・ビザのカテゴリーは、12種類に分かれています。そのうちの3つは、ニュージーランド国籍の方が対象となりますので、今回は除外します。残りの9つのビザは以下の通りとなっています。

　オーストラリア経済は極めて良好で、深刻な労働者不足に悩んでいます。よって、ポイント数が120に満たない方は、スポンサーとなる雇用主を見つけることによって、永住権の申請に可能性がでてきます。
　 また、オーストラリアの大学を卒業した時点でIELTS 5.0の英語力を持っているとはみなされますが、これは、自動的に20ポイントが与えられるということではありません。IELTSテストを受けたことがなく20ポイントを必要とする方は、テストを受ける必要がありますので、前もって準備されることをお薦めします。ビザ申請等の条件は、予告なしに変更される場合がありますのでご注意ください。

※1 永住権の申請では、英語力、実務経験、申請する職業などによってポイントが与えられ、現在、申請には120ポイント以上が必要となります。この基準のポイント数をPass Markと言います。これとは別にPool Markが設定されており、審査の結果Pass Markに満たなかった場合でも、このPool Markを満たしていれば、2年間、移民局に申請書が保存されます。2年間のうちに必要ポイント数が下がった場合、再審査されることになります。現在、このPool Markは70ポイントとなっています。