2005年4

ビザに関する変更事項のお知らせ

 先月の3月には、移民局(DIMIA)より数々のニュースが発表されました。このように多数の変更事項が発表されるのは、今の時季には通常見られないことです。そして、この中でも、特に注目すべき変更がありましたのでお知らせいたします。

<リタイアメントビザ>
 今年の7月1日から、リタイアメントビザは廃止になる見込みです。DIMIAからの正式な発表はまだありませんが、各ビザコンサルタントは、DIMIAのスタッフからそのような示唆を受けており、内容としては以下のことが推測されます。
①7月1日よりリタイアメントビザの廃止
②今現在リタイアメントビザを保持している人はそのまま持続できる。但し7月1日以降は4年毎に更新となる。(現行では2年毎に更新が必要。またリタイアメントビザ保持者の中で、州/準州政府スポンサー投資関連カテゴリーのビザへの変更が可能な方がいるかもしれません。DIMIAからの更なる発表が待たれます)

<雇用主ノミネーションビザ>
 雇用主ノミネーションビザ(Employer Nomination Scheme=ENS:永住ビザの1つで、雇用主がビザ申請者のスポンサーになることで、オーストラリアの永住ビザを取得)では、以前にも述べたように2005年4月2日から大きな変更がありました。主な変更は以下の通りです。
①雇用主は、この永住ビザの特別リストに指定されている職種に該当する人にしか、スポンサーになることは出来ません。この特別リストはまだ発表されていませんが、内容は長期滞在ビジネスビザ(457)で使用されるリストと似ているものと予想されます。
②新しい規定の中に最低賃金条件が含まれ、長期滞在ビジネスビザ(457)の条件と似ているものと予想されます。

<職業需要リスト(MODL)>
 DIMIAからの正式な発表はまだですが、現在のオーストラリア国内での技術者不足から考えると、職業需要リスト(MODL)に新たな職種を追加する可能性が高いとみられます。また、MODLは頻繁に変更されていますので、永住ビザ取得をお考えの方には、MODLからのポイント獲得を考えた長期計画は、お勧めできません。

<VETASSESSオンライン申請>
 スキルドインデペンディント・ビザ申請時に、職業リスト(SOL)の中から申請する職種を選びますが、この職種の査定機関であるVETASSESSが、卒業生向けのオンライン申請の導入を発表しました。このサービスによって査定期間も早くなると期待されます。

<申請書>
 申請書と小冊子の多くが新しくなりました。現在使っている申請書に変更があるかどうか、DIMIAのウェブサイト<http://www.dimia.gov.au/>をチェックすることをお勧めします。

近年、移民法は度重なる変更がされてきました。よって、最新の情報を得るためにもビザに関する質問や悩みなどは、専門家(ビザコンサルティング)にご相談することをお勧めします。本文は、Gorshu Pty Ltd(移民省公認登録番号9791459)の資料提供のもと掲載しております。ビザに関するお問い合わせは、オンラインビザ相談ページ

 

2005年4月
※ 掲載されている記事は、執筆当時の情報となっておりますのでご了承ください。





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